●本31日午前9時30分現在、ナイロビのカワンガレスラム及びキベラスラムで、野党サポーターによる抗議活動が始まっているほか、昨夜、武装した与野党サポーターの衝突が発生した南西部ナロック郡では、緊張が高まっています。近付かないで下さい。
●野党ライラ・オディンガ候補は、昨日延期した声明を発表する予定ですが、具体的な日時場所を公表していません。
●同発表内容によっては、各地で暴動が発生するおそれがあります。
●皆様にあっては、外出時に危険を察知した場合は、帰宅して頂くようお願いします。
【現在の在留邦人の行動基準】
○レベル1:十分注意
○対応:各家庭・職場で、新聞、インターネット、テレビ、ラジオ等から情報収集を行い、情勢の把握に努めて下さい。
【警備対策官からのコメント】
○本31日午前9時30分現在、ナイロビのカワンガレスラム及びキベラスラムで、野党サポーターが、デモ行進、道路封鎖、タイヤを燃やすなど治安が悪化しています。
○野党ライラ・オディンガ候補は、昨日延期した声明を発表する予定ですが、具体的な日時場所を公表していません。一部情報によると、本日午前10時にナイロビ・ラビントン地区のWiper党本部で実施するとありますが、不確かな情報であるために、今後の野党陣営の動きに注意する必要があります。
○昨日は、独立選挙委員会がウフル・ケニヤッタ大統領の再選を発表して以降、ナイロビを含むケニア全土で暴動や衝突等が発生し、多数の被害が出ています。ナイロビ(カワンガレスラム、キベラスラム、マザレスラム等)では、暴動、衝突、火災及び強盗事件が発生しました。
○昨夜、南西部ナロック郡中心部では、武装した与野党サポーターが衝突して、死傷者が出ています。また、本日午前9時現在、ナロック郡のマサイ族とカレンジン族のボーダーMau Forest周辺で、武装した両民族による緊張が高まっています。近付かないで下さい。
【警備対策官からのお願い】
○与野党サポーターが集まる場所には、近付かないで下さい。
○外出時に危険を察知した場合は、帰宅して頂くようお願いします。
○暴動や混乱に乗じた強盗に警戒するとともに、車で移動中は窓を閉め確実にロックするようお願いします。暴動に巻き込まれた場合は、速やかに現場から離れて下さい。
○強盗や暴徒に遭遇した際は、逆らわないで下さい。物より命が大切です。
平成29年10月31日
在ケニア日本国大使館
領事・警備班
電話:+254(0)20289−8000