最近、コペンハーゲン市内のメトロ等の公共交通機関の車内や駅構内、また、アマリエンボー宮殿、コペンハーゲン中央駅、ニューハウン、ストロイエ通り等の多くの人が集まる観光地において、日本人旅行者が被害にあうスリが多発しています。バッグ内からパスポートや貴重品を盗まれたり、レストランの椅子にかけておいたバッグが盗まれるなどの事案が報告されています。
デンマークは基本的に治安良好ですが、近年はそのイメージから警戒心が薄れた観光客をターゲットにしたスリの被害が多数報告されています。
もし、旅行者がパスポートを盗難されたり、紛失した場合には、新規パスポートは日本国内で作成するのでデンマークで交付を受けるためには約4週間かかるため、多くの場合は、帰国のための渡航書(緊急に日本に帰国する必要がある場合にパスポートの代わりに発給するもの)の発給が必要となり、旅程変更を余儀なくされることになります。帰国のための渡航書は、トランジットを除き、他の国への渡航に利用ができません。そのため、出張や周遊旅行に伴い旅程に他の国への渡航が含まれている場合には、日本へ帰国するためのフライトに変更する必要が生じ、経済的に大きな負担がかかるなど、大きな支障を来すことになります。
つきましては、旅行者の皆様におかれましては、スリや置き引きの被害に遭わないために、以下のことを心がけてください。
●財布やパスポート等の貴重品類は、できるだけ内ポケットなど衣類の内側に入れて、肌身離さず身につけておく。ショルダーバッグやバッグに入れる場合には、必ずチャック付きのものを使用する。
●人通りの多い場所では、ショルダーバッグやバックは体の前に抱えて持ち、常に視界の中に置く。
●電車の網棚や通路、レストランのテーブル等に荷物を置いたままにせず、目を離さない。
●各種手続き(ホテルのチェックイン、切符の購入、両替等)、観光地での写真撮影の際にも、所持品から注意をそらさない。
●見知らぬ人に話しかけられた時は特に注意する。親しげに近づいてきても無視してやり過ごす。 特に、最近は集団によるスリの犯行が多く、東欧系女性が旅行者に声をかけた隙に、同集団の別の女性が財布やパスポート等の貴重品を盗む手口が多発しています。