ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起(リマインド)

●3月11日頃から4月12日頃の期間は、イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード・アル・フィトル)に当たります。また、今週末(3月29日から4月1日)は、キリスト教の復活祭(イースター)に関連した祝日に当たります。

●上記期間中やその前後はテロの脅威が高まる傾向があります。特に、今年はイスラエルパレスチナ情勢を受け緊張が高まっていることに留意する必要があります。

●最近では、3月19日にドイツにおいて、スウェーデンの国会議事堂へのテロを計画したとして2人の男性が逮捕され、3月22日、モスクワの商業施設で大規模なテロが発生しました。

●海外安全HPや「たびレジ」、報道等から最新情報の入手に努め、安全確保に十分注意してください。

1 3月11日頃から4月9日頃の期間は、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月に当たります。ラマダン終了後には約3日間(今年は4月10日頃から4月12日頃)、イード・アル・フィトルと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。また、スウェーデンでは、3月29日から4月1日にかけては、キリスト教の復活祭(イースター)に関連した祝日に当たります。

2 上記期間中やその前後は、例年、テロの脅威が高まる傾向にあります。実際に、報道によれば、3月19日には、ドイツにおいてスウェーデンの国会議事堂へのテロを計画したとしてアフガニスタン出身の2名の男性が逮捕され、同22日(金)にはモスクワの商業施設で大規模なテロが発生しています。

 ※ モスクワで発生したテロについては「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」が犯行声明を出しています。ドイツで逮捕された2名も、ISIL系のテロ組織の出身であるとされ、昨年スウェーデンで頻発したコーラン焼却事案を受けてスウェーデンの国会周辺で警察官らに対する銃器によるテロを計画したとされています。

【ロシアでのテロ事件を受けた海外渡航・滞在に関する注意喚起】

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C011.html

3 人の集まりや移動が増える祝祭日は、テロの可能性が高まることが懸念されるため、海外安全HPや「たびレジ」、報道等から最新情報の入手に努めるとともに、以下の情報も参考に安全確保に十分注意してください。特に、今年はイスラエルパレスチナ情勢を受け緊張が高まっていることに留意する必要があります。また、外務省が発出した広域情報は、特に金曜日に注意すべきだと呼びかけています(ラマダン期間中は3月29日、4月5日、12日が金曜日に当たります。)

ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起】

( https://www.se.emb-japan.go.jp/files/100628970.pdf )

●参考資料

 安全の手引き(在スウェーデン日本国大使館)

( https://www.se.emb-japan.go.jp/nihongo/anzennotebiki.pdf )

外務省海外安全ホームページ

( https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html )

海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策 Q&A

( https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html ) 

海外旅行のテロ・誘拐対策

( http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_10.html )

ゴルゴ 13 の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」

( http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html )