北部地域における治安情勢の悪化・首都バマコにおけるテロの脅威情報(9月21日)

●8月中頃より現在、北部地域(トンブクトゥ州・ガオ州)において、国連MINUSMAの撤収を機に、マリ国軍とCMA(アルジェ和平合意署名当事者)との戦闘が頻繁に発生しています。

●17日、北部地域(トンブクトゥ州とモプチ州の中間地点)のレレ(Lere)およびニャフンケ(Niafounke)のマリ国軍基地がCMAに急襲され、マリ国軍側で多くの犠牲者が発生したとの情報があります。

●18日、フランス国際ラジオRFIは、首都バマコにおける自爆テロのリスクの高まりを受け、マリ国軍が警戒態勢に入っていると報道。また、マリ国軍参謀本部が首都バマコの全憲兵隊に対して、首都バマコにおける三輪バイク等を用いた自爆テロのリスクの高まりについて、バイクタクシーを含め全ての車両の検査を行い、警戒を強化するよう指示を行ったとの報道もあります。

●19日、在マリ米国大使館は、マリ北部と中部地域での最近のテロ攻撃に関し、首都バマコにおける過去の攻撃を想起するようセキュリティアラートを発出。また、在マリ・スペイン大使館は、21日、首都バマコでテロ攻撃や誘拐の可能性がある旨、ホームページを更新しました。

●明日22日はマリの独立記念日にあたり、セレモニー等に乗じたテロ攻撃やデモ等が発生する可能性があります。

 以上のとおり、首都バマコを含むマリ全土において、依然としてテロの脅威は高まっており、デモ集会等に乗じたテロ発生の可能性もあります。

 テロの標的となり得る、ホテル、レストラン、バー、リゾート施設、スーパーマーケット、教会等の特に西洋人等の外国人が多く集まる施設、及び、宗教関係施設(含むモスク)、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等には近づかないようにし、次のとおり安全確保に努めてください。

−デモその他の抗議行動等が行われている場所付近には近づかない

−デモ等に遭遇した場合、速やかにその場を離れる

−大勢の人が集まる場所では警戒する

−関連報道の情報収集に努める

(現地大使館連絡先)

○在マリ日本国大使館

住所:Avenue du Mali, devant le Ministere de l’Economie et des Finances, Hamdallaye ACI2000, Bamako Mali

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国外からは(国番号:223)4497-9220

FAX:(市外局番なし)4490-4947

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