邦人被害(路上での強盗致傷事件の発生)

 以下のとおり、邦人が被害者となる路上での強盗致傷事件が発生しましたので、お知らせします。

1 発生日時

 12月27日(火)午後2時30分頃

2 発生場所

 サンパウロ市セントロ地区ハゲビ・ショーフィ広場(Praca Ragueb Chohfi)(サンパウロ市場(Mercado Municipal)付近

3 事件概要

 被害者(20代、短期旅行者)は、サンパウロ市場を観光した後、セー広場へ向かうため上記地点を単独徒歩にて通行中、突然背後から賊に首を絞められ(腕を首に回された形)、その間にもう一名の賊により手に持っていたナップサックを強奪された。また、賊から財布を出すように要求されたため、ズボンのポケットに入れていた財布を賊に差し出したところ、賊はそれを奪い走って逃走した。

 被害者は首に回された腕をほどこうとした際に、指に軽症を負った。

 なお、後刻、上記被害地点から徒歩数分の距離に位置するバスターミナル(Terminal Parque Dom Pedro 2)内の歩道橋で、ナップサックの中の一部(日本旅券、国際免許証など)が散乱しているのを通行人が発見、当館まで連絡があり、それらは被害者に返却された。

4 被害品

 ナップサック(日本旅券、国際免許証、ワイヤレスイヤフォン、モバイルバッテリーなど)及び財布(現金(レアル、日本円)、クレジットカードなど)

5 防犯対策

(1)サンパウロ市場は観光名所の一つともなっていますが、周辺の治安は劣悪で、強盗事件も多発しています。訪れる必要がある場合には、細心の注意を払ってください。

(2)万が一事件に巻き込まれた際は、抵抗を試みると命の危険もあることから、素直に犯人の要求に従い、逃走・抵抗またはそれと誤解されるような素早い動きは絶対にしないでください。

(3)日中、人通りもそれなりにある状況で今回の事件は発生しています。一見危険そうに見えない状況でも、賊はどこからどのような形で現れるかわかりません。周囲の状況を良く確認し、警戒を怠らないように気を付けてください。

(4)時折周囲に視線を向けるなど、警戒心を顕示することも効果的です。

(5)外出する際の荷物は必要最小限に留め、貴重品は極力持ち歩かないか、携行する場合は分散して携行してください。

(6)過去にブラジルの各公館から発出された安全情報は、外務省の海外安全ホームページ上で履歴を確認することができます。また、当館ホームページ上では「安全の手引き」「邦人被害事例集」の資料を掲載しています。

これらの資料も安全対策のご参考に是非ご活用ください。

海外安全ホームページ、安全情報発出履歴リンク:https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0055

●当館ホームページ、「安全の手引き」、「邦人被害事例集」の資料リンク:

https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itpr_ja/SegSP_jp.html

※「たびレジ」簡易登録された方でメール配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delite

※ ご帰国、他国に転居等されておられ、帰国(転居)届がお済みでない場合は、誠に恐れ入りますが、以下のとおり手続きをお願いします。

<帰国>

 紙で在留届を提出された方は、当館にFAX・メール等で帰国届を提出して下さい。

 ORRnetを利用されている方は以下のURLから手続きをお願いします。

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

<転居>

 最寄りの在外公館に紙で提出するかORRnetを利用して在留届の提出をお願いします。

 ※ 災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3ヶ月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3ヶ月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。

【問い合わせ先】

 在サンパウロ日本国総領事館 領事部

  電 話  (55-11)3254-0100

  メール  cgjassist@sp.mofa.go.jp