18日昼12時開始のワールドカップ決勝戦に係る一部市民暴徒化による騒乱の可能性

【ポイント】

●18日昼12時からサッカーのFIFAワールドカップ勝戦が行われます。試合の前後、市街地に多くの市民が繰り出し、一部市民が暴徒化する可能性があります。無用のトラブルに巻き込まれないため、オベリスコなど多数の市民が集結するような場所には近付かないでください。

【本文】

1 概要

(1)13日、サッカーのワールドカップ準決勝において、アルゼンチン代表チームが勝利したことから、多数の市民が決勝進出を祝賀するため、ブエノスアイレス市中心部のオベリスコ周辺に集結し、爆竹を打ち鳴らす等大規模な騒動となりました。このため、7月9日大通り等の周辺道路は通行止めとなり、一帯に深刻な交通渋滞を引き起こしました。なお、同様の騒ぎが、邦人が多く居住するベルグラーノ地区のカビルド通りとフラメント通りの交差点など市内各地で発生しています。

(2)同日、ブエノスアイレス市警察は、市民による暴力・破壊行為により商店、レストラン、劇場等に被害を及ぼすことを防止するため、オベリスコ周辺にフェンスを設置し、近付けないようにしていたところ、同日夜、警察に反発した10人程度の一部市民が投石を始めたことから、警察は催涙剤を使用して鎮圧を試み、負傷者や逮捕者が発生しました。また、騒乱に乗じたスリやひったくりも発生しています。

(3)9日夜には、対オランダ戦での勝利に興奮した一部市民が、ブエノスアイレス市近郊において、ショッピングモールや商店のガラスを破損したほか、路線バスを損壊させた事件も発生しています。

(4)したがって、18日昼12時開始の決勝戦においても、試合の前後、市街地に市民が多数繰り出し、大規模な騒動となったり、一部市民が暴徒化する可能性があります。

2 安全対策

(1)試合前後、カフェ・レストランを含め市民が集まって試合観戦が行われる場所では、過激な行動をしているグループには近づかない等配慮を持って行動するよう心がけてください。

(2)また、警察は暴徒化した集団に対して非殺傷性ゴム弾による射撃や催涙剤入りの放水銃等により鎮圧を図ることから、巻き込まれると思わぬ怪我をする恐れがあります。無用のトラブルに巻き込まれないため、また、感染症予防の観点からも、オベリスコなど多数の市民が集結するような場所には近付かないでください。

3 外務省海外安全ホームページのご案内

 外務省海外安全ホームページ(リンク下)では、アルゼンチン特有の犯罪様態に対応した防犯対策情報など掲載しておりますので、是非ともご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0

 また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は、大使館にご一報ください。

【問い合わせ先】

在アルゼンチン大使館領事班

電話:011-4318-8220

メール:conbsas@bn.mofa.go.jp

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