連邦議会前デモにおける投石・火炎瓶の使用

【ポイント】

●10日、連邦議会前でのデモにおいて投石が行われ、火炎瓶が使用されました。

●当面、ブエノスアイレス市内諸所において、同様の抗議活動が行われる可能性が高いと見られます。非常に危険ですので、デモ等が行われていることを察知したら、絶対に近付かず速やかに離れてください。

【本文】

1 警察治安部隊による連邦議会周辺におけるデモ鎮圧

(1)10日、議会下院において、亜政府とIMFとの債務再編承認法案が審議されていたところ、連邦議会前にて、同法案に反対する左派系諸団体が周辺道路を占拠し、議事堂建物に対して投石等による抗議活動を行い、議事堂のガラス破損など被害が発生しました。

(2)上記デモに対し、警察は機動隊と放水車を出動させ対応していたところ、過激な左派の一部が火炎瓶を投てきしたことから、非殺傷性ゴム弾を発砲する等してデモ隊を排除・鎮圧しましたが、複数の警察が負傷しました。

(3)動員されているデモ隊の多くがテントを張り、泊まり込みで抗議を行う模様であることから、上記法案の議会審議が続く間は議会周辺、リバダビア通り、5月通りや7月9日大通りなどブエノスアイレス市内諸所において、当面同様の抗議活動が行われる可能性が高いと見られます。

2 防犯対策

(1)上記デモにおいては、投石や火炎瓶が使用されていることから、衝突に巻き込まれると非常に危険です。デモ等が行われていることを察知したら、絶対に近付かず、速やかに離れてください。

(2)車で外出する際には、テレビ・ラジオ等でデモ開催情報を把握して、迂回に努めてください。

3 外務省海外安全ホームページのご案内

 外務省海外安全ホームページ(リンク下)では、アルゼンチン特有の犯罪様態に対応した防犯対策情報など掲載しておりますので、是非ともご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0

 また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は、大使館にご一報ください。

【問い合わせ先】

在アルゼンチン大使館領事班

電話:011-4318-8220

メール:conbsas@bn.mofa.go.jp

※このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

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