副大統領の汚職容疑の裁判に係る支持派及び反対派によるデモ活動

【ポイント】

●22日、副大統領に対する汚職容疑の裁判で検察側が懲役等求刑したことから、同副大統領の支持派及び反対派が、レコレータ地区の同副大統領の自宅周辺等において、デモを行いました。

●当面、本件に関連するデモが引き続き行われる可能性が高く、その大規模化・過激化の可能性もあることから、十分に注意するとともに、決して興味本位でデモに近付かない様ご留意願います。

【本文】

1 デモの概要

(1)22日、クリスティーナ・フェルナンデス副大統領に対する汚職容疑の裁判において、検察側が同副大統領に対して懲役等を求刑しました。これに対して、同副大統領の支持者が多数、議会周辺に集結して抗議するとともに、同副大統領に対する支持を表明するデモを行いました。

(2)同日夕、ブエノスアイレス市レコレータ地区の同副大統領の自宅が所在するフンカル通りとウルグアイ通り交差点の周辺一帯において、同副大統領の支持派と反対派が集結し、相互ににらみ合う事態となりました。このため警察が出動し、副大統領支持派の一部との小競り合いに発展し、デモは未明まで続きました。

(3)報道によると、同裁判の判決までには数年かかる見通しであり、当面は議会や自宅等において同趣旨のデモが開催される可能性が高く、また、与党ペロン党も大規模デモを呼び掛けており、今後の裁判の動向によっては、デモが大規模化・過激化する可能性もあることから十分に注意する必要があります。

2 防犯対策

(1)これらのデモ等活動においては、大型の花火や爆竹が使用されることもあることから、怪我等する恐れがあります。無用のトラブルに巻き込まれないため、また、感染症予防の観点からも、決して興味本位で近付かないでください。

(2)外出する際には、事前にテレビ・ラジオやインターネット報道等で抗議活動の開催情報を把握する等して回避に努めてください。

3 外務省海外安全ホームページのご案内

 外務省海外安全ホームページ(リンク下)では、アルゼンチン特有の犯罪様態に対応した防犯対策情報など掲載しておりますので、是非ともご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0

 また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は、大使館にご一報ください。

【問い合わせ先】

在アルゼンチン大使館領事班

電話:011-4318-8220

メール:conbsas@bn.mofa.go.jp

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