国内3県における治安悪化を受けた非常事態宣言の発令

●4月29日、ラッソ大統領はグアヤス県、エスメラルダス県、マナビ県における治安悪化に対処するため、60日間の非常事態宣言を発令したので、概要次のとおりお知らせします。在留邦人の皆様におかれては、引き続き、身の安全確保にご留意いただけるようお願いします。

1 目的

グアヤス県、エスメラルダ県及びマナビ県における犯罪が増加する中、公共秩序の回復を図ること

2 警備強化の内容

国家警察による治安活動を補完するため上記3県に非常事態宣言の発令期間、エクアドル軍を動員する。

3 外出の禁止(治安、救急関係者等一部例外有り)

(1) 指定地区

 ・グアヤス県:グアヤキル市Ximena地区、Pascuales地区、ドゥラン市Eloy Alfaro地区

 ・エスメラルダス県:Esmeraldas地区

(2) 指定時間

  23時から翌05時の6時間

4 期間 

 60日

5 背景

 過去10年間で最大であった2021年の年間被害件数2,494件に対して、2022年の殺人被害件数は、4月25日までに1,241件発生しており、既に昨年の約49%に相当する数に達しています。

 特に、全国24県の中でもグアヤス県、エスメラルダス県、マナビ県が悪化しており、全体の60%を占めています。

 さらに、グアヤス県のグアヤキル市Ximena地区、Pascuales地区、ドゥラン市Eloy Alfaro地区、エスメラルダス県のEsmeraldas地区、マナビ県のPedernales地区では、麻薬関連の犯罪組織の活動も確認されています。

【参考】大統領令No.411(2022年4月29日)

https://minka.presidencia.gob.ec/portal/usuarios_externos.jsf

エクアドル日本国大使館 

電話番号:+(593)2-2278-700

領事部メールアドレス:consular@qi.mofa.go.jp

当館ホームページ:https://www.ec.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html