ノルウェー政府による新型コロナウイルス感染拡大防止措置(来年からのすべての成人への追加接種提供計画及び感染拡大防止に向けた全国措置の導入)

●12日、ストーレ首相他は、すべての成人を対象にした新型コロナワクチンの追加接種(いわゆるブースター接種)の提供計画、ワクチン未接種の濃厚接触者に対する受検の義務付け、ワクチン接種証明書の積極的活用に向けた検討の開始等につき発表したところ、その概要は以下のとおりです。

1 来年からのすべての成人への追加接種提供計画

(1)各自治体は既に65歳以上の者への追加接種に着手している。政府は、来年、2回目接種から少なくとも6ヶ月が経過している18歳から64歳までのすべての者に対し、追加接種を提供できるよう計画している。

(2)FHI(ノルウェー公衆保健研究所)は感染状況、疾病の負荷、新規研究結果等について評価を行った。FHIは、18歳から64歳までへの追加接種の開始時期等につき今後ガイダンスを発表する。

(3)これまで、免疫力が低い者に対しての3回目接種の提供、65歳以上の者及び医療従事者については追加接種の提供が決定されていた。18歳から64歳の年齢層の多くは、2回目のワクチン接種から6ヶ月経っていない。自治体がこれらのグループに追加接種を提供する前に、1回目・2回目の接種、免疫力が低い者への3回目の接種、及び65歳以上の者、医療従事者への追加接種を優先する必要がある。

(4)上記のプレスリリースの詳細は、以下で確認が行えます。

https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/korona-hovedpm/id2886191/

2 新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた全国措置の導入

(1)ワクチン未接種の濃厚接触者を対象とした受検義務

ア 社会における感染拡大を防止するため、政府は、新型コロナウイルス罹患者と同居する18歳以上のワクチン未接種の者は検査を受ける義務がある旨決定した。この決定は11月16日から適用される。

イ 罹患者と同居している者がワクチン接種済みの場合は、同時期に2回検査(自己検査キットでの検査又はPCR検査)を行うことが推奨される。また、罹患者と同居している18歳未満のすべての者は、ワクチン未接種の者と同様の検査プロセスに従うことを推奨する。

ウ 罹患者と同居している場合は、検査にて陰性結果が得られるまで自宅で待機すべきである。

(2)ワクチン未接種の医療関係者を対象とした検査及びマスク着用の推奨

 最近、ワクチン未接種の医療関係者、及び同医療関係者による脆弱なグループに属する患者への感染リスクについて多くの注目が集まっている。ノルウェー保健局は、右状況の回避方法について地方自治体に勧告した。

(3)ワクチン接種証明書使用の促進

 政府は、他の追加措置を導入することなく、ワクチン接種証明書の国内使用を整備し、今後、全国的にワクチン接種証明書をより広範に使用できるよう綿密に検討していく。

(4)上記のプレスリリースの詳細は、以下で確認が行えます。

https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/lokale-tiltak-er-mest-treffsikkert/id2886657/

【送信元】

ノルウェー日本国大使館 領事班

電 話: (+47)2201-2900

メール: ryouji@os.mofa.go.jp

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URL: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

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URL: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login