デンマーク外務省の渡航勧告の改訂 (新型コロナウイルス関連情報)

【ポイント】

デンマーク外務省が渡航勧告を改訂しました。6月12日から適用されます。

○日本からデンマークへの渡航者は引き続き承認に値する入国目的は不要となり、入国後の隔離措置が免除されます。デンマーク人およびデンマーク在住者は入国時の検査は不要ですが、一般旅行者やビジネス出張者はデンマーク入国時に検査を受ける必要があり、その結果の陰性証明の提示が求められます。

○日本はデンマークからの旅行者の入国制限を行っているため、渡航勧告では引き続きオレンジ色で表示されます。

○オレンジから黄色に変更の国:キプロスクロアチアルクセンブルク、スイス

1 デンマーク外務省の渡航勧告の改訂

デンマーク外務省は6月12日16時から適用される渡航勧告の改訂を発表しました。日本は引き続き黄色の国として、日本からデンマークへの旅行者の入国が許可されることになります。承認に値する目的なしで日本からデンマークへの入国が可能となり、入国後の隔離やフライト搭乗前の陰性結果提示義務も免除されます。ただし、デンマークに居住していない一般の旅行者やビジネス出張者はデンマーク入国時に検査を受けてその陰性結果の提示が求められますのでご注意ください。なお、日本はデンマークからの旅行者の入国制限を行っているため、渡航勧告では引き続きオレンジ色で表示されます。概要は以下のとおりです。

デンマーク外務省のプレスリリース)

https://um.dk/da/nyheder-fra-udenrigsministeriet/newsdisplaypage/?newsID=E1537C15-F6F5-4D35-903E-A51AA2BF17D5 

(注)乗り継ぎ便を利用される場合、経由国や利用航空会社によっては、乗り継ぎの場合であっても日本出発前の陰性結果の提示を義務づけている場合がありますので、経由国の日本大使館HPや各ご利用航空会社などで最新の状況を確認するようご注意下さい。

(1)6月12日(土)16時から適用される渡航勧告の変更概要

6月12日(土)16時から、以下が適用される。

オレンジから黄色に変更の国:キプロスクロアチアルクセンブルク、スイス

黄色からオレンジ色に変更の国:無し

赤に変更の国:無し

オレンジの国の中でオレンジから黄色に変更の地域(低リスク地域):ギリシャ: Voreio Aigaio (キオス、レスボス、サモスを含む)、Notio Aigaio (コス、ナクソス、ロードス、サントリーニを含む)、Anatoliki Makedonia Thraki (タソスを含む)

黄色の国の中で黄色からオレンジに変更の地域(高リスク地域):スイス:アッペンツェル・インナーホーデン、オプヴァルデン、ジュラ

各国の色分けの詳細は下記サイトをご参照ください。

https://um.dk/da/rejse-og-ophold/rejse-til-udlandet/rejsevejledninger/ 

ビジネス出張者、ワクチン接種完了者とその同伴の子ども、以前に感染したことのある人には特別な規則が適用され、オレンジ色の国や地域への旅行の中止は勧告されません。海外旅行の際の勧告と規則については、こちらをご覧ください。

https://coronasmitte.dk/raad-og-regler/emner/rejser-til-udlandet 

(2)デンマークからの渡航者に対する他国による入国制限

デンマーク外務省は、たとえその国が低い感染率の基準を満たしているとしても、デンマークからの渡航者の入国を大幅に制限している国へのすべての不要な旅行を中止することを勧告して

いる。

●EU/シェンゲン圏では、これはフィンランドアイスランドノルウェーチェコハンガリーに適用される。

●6月26日から、EU/シェンゲン圏への渡航が容易になる。旅行活動の段階的な再開の第4段階が実施され、コロナパス・ベースのアプローチに移行する。これは、ワクチン接種済であるか、以前に感染したことがあるか、陰性検査結果を提示することができれば、デンマーク人の観光客はすべてのEUおよびシェンゲン協定加盟国で休暇を取ることができ、隔離の要件なしにデンマークに戻ることができることを意味する。

(3)サッカー欧州選手権に関して

●本日、欧州の多くの国で試合が行われるサッカー欧州選手権が始まる。多くの国で感染は減少しているが、欧州を旅行して試合を観戦したい場合は、まだ注意が必要な重大な渡航制限がある。

●サッカーファンは、イタリア (ローマ)、ルーマニア (ブカレスト)、ドイツ (ミュンヘン) に旅行して、そこで行われる試合を観戦することができる。スペインには黄色とオレンジ色の地域があるが、欧州選手権の試合はアンダルシアのセビリア(オレンジ色)で行われるため、同地への渡航は行わないことが推奨される。

ハンガリーは外国人の一般入国禁止を導入しており、渡航勧告ではオレンジ色になっているため、サッカーファンがブダペストにサッカーを見に旅行することはできない。

デンマーク外務省のすべての渡航勧告へのアクセスについて)

https://um.dk/da/rejse-og-ophold/rejse-til-udlandet/rejsevejledninger/oversigt-over-udenrigsministeriets-rejsevejledninger/ 

デンマーク入国時の検査と隔離の要件について)

https://coronasmitte.dk/raad-og-regler/emner/rejser-til-eller-via-danmark/lovkrav-ved-indrejse/krav-om-test-og-isolation-ved-indrejse 

(EUおよびシェンゲン協定加盟国の感染状況について)

https://coronasmitte.dk/raad-og-regler/emner/rejser-til-udlandet/smittesituationen-i-europa 

2 感染者数

6月12日(金)14時発表のデンマークの1日あたりの新規感染者数等の詳細 は以下のとおりです。引き続き感染防止に十分ご注意ください。 (出典:デンマーク国立血清学研究所、フェロー諸島自治政府グリーンランド 自治政府の最新発表) https://covid19.ssi.dk/overvagningsdata

感染者数合計289,920名

デンマーク

感染者数289,122名(前日比+418名)(死亡者2,523名,入院者111名、治癒者数276,517名)

フェロー諸島

感染者数754名(前日比+0)(死亡者1名、入院者0人、治癒者数714名)

グリーンランド

感染者数44名(前日比+1)(死亡者0名、治癒者数40名)

<日本帰国・入国者への検査証明確認の厳格化(4月19日から実施)>

日本人の帰国者を含む全ての日本への入国者に対しては、すでに事前の出国前検査証明を求められているところですが、4月19日より検疫における検査証明の確認が一層厳格化されています。出国時の搭乗手続や本邦入国時の検疫において、検査証明の有効性をめぐり、搭乗拒否や乗継地での足止め、また入国後の停留期間の延長など様々な混乱が生じています。

下記リンク先にて、厚生労働省が定める検査方法及び検査証明書記載内容などをご確認の上、原則として厚生労働省所定のフォーマットを使用願います。

厚生労働省の検査証明書フォーマット)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

(検査証明への記入サービスを行う当地医療機関等・当館HP)

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#nihon_3 

※同医療機関は一例です。検査・記入サービスの利用料金等は病院ごとに異なります。

(「検査証明書の確認について(本邦渡航予定者Q&A)」・当館HP)

https://www.dk.emb-japan.go.jp/files/100178984.pdf 

<日本政府の水際対策に関する新たな措置(3月2日決定)>

デンマークから日本に帰国する際は、出国前72時間以内の検査証明が求めら れるとともに、帰国後は検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設 に限る)で待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくことに なります。その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊 施設を退所し、入国後14日間の残りの期間を、自宅等で待機していただくこ とになりますので、ご留意ください。

新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C038.html  (水際対策に係る新たな措置・各種検疫・出国前検査証明フォーマットなど)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html 

また、日本入国時に必要なアプリのインストール方法を、厚生労働省が案内しております。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html 

デンマークの入国制限>

デンマークの現在の入国制限に関しては、デンマーク・コロナポータルサイト及び当館HP等でご確認ください。

デンマーク・コロナポータルサイトデンマーク語)

https://coronasmitte.dk/ 

(同:英語)

https://en.coronasmitte.dk

(在デンマーク日本国大使館HP)

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2

○現在、日本外務省はデンマークに対して感染症危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_164.html#ad-image-0 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1 

<当館からのお願い>

●現在、当館では感染症予防対策の一環として、領事待合室に1度に入室できる方の数を1組ごとに制限しております。係員が順番にご案内いたしますので、それまでロビーでお待ちいただく場合があります。

また、来館時にサーマルカメラにて、非接触型の検温を行っております。体温が著しく高いと認められた方には入館をご遠慮いただく場合がありますので、ご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。

また、当館が入居するビル管理会社より、共用スペースでマスク着用及び2メートルの社会的距離を確保するようにと依頼がありました。ビル出入口にマスク着用の案内が掲示されておりますのでご協力ください。

●在留届を提出されている方で、日本に帰国(一時帰国を除く)された方は、「帰国者全員の氏名、帰国日」をご記入の上、当館領事班ryoji.han@ch.mofa.go.jp までメールでお知らせください。

詳しくは下記当館ホームページをご確認ください。

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-zairyu.html

●在留邦人の方でコロナウイルスへの感染が確認された方や隔離措置を受けた方、入院された方は当館までご連絡ください。

【連絡先】

デンマーク日本国大使館領事部

電     話:3311-3344 (閉館時はまず緊急電話対応業者につながります)

メールアドレス:ryoji.han@ch.mofa.go.jp

●在留届(3か月以上滞在される方)/「たびレジ」(3か月未満の渡航の方)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/

スマートフォン用 海外安全アプリ

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

◎「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やe-mailアドレスの変更等)、または帰国・転出等があればお知らせください。