【ポイント】
デンマーク外務省が5月22日から適用される渡航勧告を改訂しました。
●日本はオレンジ色のままのため、日本からデンマークへは承認に値する入国目的や搭乗前の陰性証明書の取得、入国後の隔離が求められます。
●ドイツ国境地帯シュレスヴィヒ・ホルシュタインが黄色となり、国境を超えた24時間以内の買い出しが再び可能になります。
●EUおよびシェンゲン協定加盟国圏外で黄色の渡航注意勧告が出ている国はありません。
5月21日、デンマーク外務省は5月22日から適用される渡航勧告の改訂を発表しました。日本は引き続きオレンジ色となり、日本からデンマークに渡航する場合、承認に値する入国目的や入国後の隔離が求められます。概要は以下のとおりです。
(デンマーク外務省のプレスリリース)
(1)5月22日(土)16時から適用される渡航勧告の変更概要
オレンジから黄色に変更する国:ルーマニア
黄色からオレンジに変更する国:なし
赤に変更する国:なし
オレンジ国の中で、オレンジから黄色に変更する地域(低リスク地域):
オーストリア:ブルゲンランド州
ドイツ:シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州
イタリア:フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、モリーゼ州、サルデーニャ州
ポーランド: ポトカルパチェ
黄色国の中で、黄色からオレンジに変更する地域(高リスク地域):なし
各国の色分けの詳細は下記サイトをご参照ください。
(2)ドイツとの国境地帯
●ドイツの国境地帯であるシュレスヴィヒ・ホルシュタインは、感染率の低さにより本日黄色になる。ドイツでは24時間以内の滞在・越境が特別な制限なく認められているため、国境を超えた買い出しが再び可能になる。
●長期滞在の場合は、ドイツの入国条件に注意する必要がある。
●シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州からデンマークに再入国する際、今後は隔離の必要はない。
●デンマーク外務省は、デンマークからの渡航者に対して大幅な入国制限を行っている国に対しては、その国が低い感染率の基準を満たしていたとしても、不要なすべての渡航を控えるよう勧告する。
●EUおよびシェンゲン協定加盟国内では、フィンランド、アイスランド、ノルウェーが該当する。
●現在、EUおよびシェンゲン協定加盟国圏外で黄色の渡航注意勧告が出ている国はない。フランスの2つの海外領土であるマヨットとマルティニークは感染率が低いものの、入国規制があるためオレンジ色である。
2 感染者数
5月21日(金)14時発表のデンマークの1日あたりの新規感染者数等の詳細 は以下のとおりです。引き続き感染防止に十分ご注意ください。 (出典:デンマーク国立血清学研究所、フェロー諸島自治政府、グリーンランド 自治政府の最新発表) https://covid19.ssi.dk/overvagningsdata
感染者数 合計272,613名
●デンマーク 感染者数271,908名(前日比+1,351名)(死亡者2,506名,入院 者143名、治癒者数255,624名)
●フェロー諸島 感染者数 671名(前日比+0)(死亡者1名、入院者0人、治癒者数667名)
●グリーンランド 感染者数 34名(前日比+0)(死亡者0名、治癒者数32名)
<日本帰国・入国者への検査証明確認の厳格化(4月19日から実施)>
日本人の帰国者を含む全ての日本への入国者に対しては、すでに事前の出国前検査証明を求められているところですが、4月19日より検疫における検査証明の確認が一層厳格化されています。出国時の搭乗手続や本邦入国時の検疫において、検査証明の有効性をめぐり、搭乗拒否や乗継地での足止め、また入国後の停留期間の延長など様々な混乱が生じています。
下記リンク先にて、厚生労働省が定める検査方法及び検査証明書記載内容などをご確認の上、原則として厚生労働省所定のフォーマットを使用願います。
(厚生労働省の検査証明書フォーマット)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
(検査証明への記入サービスを行う当地医療機関等・当館HP)
https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#nihon_3
※同医療機関は一例です。検査・記入サービスの利用料金等は病院ごとに異なります。
(「検査証明書の確認について(本邦渡航予定者Q&A)」・当館HP)
https://www.dk.emb-japan.go.jp/files/100178984.pdf
<日本政府の水際対策に関する新たな措置(3月2日決定)>
デンマークから日本に帰国する際は、出国前72時間以内の検査証明が求めら れるとともに、帰国後は検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設 に限る)で待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくことに なります。その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊 施設を退所し、入国後14日間の残りの期間を、自宅等で待機していただくこ とになりますので、ご留意ください。
(新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C038.html (水際対策に係る新たな措置・各種検疫・出国前検査証明フォーマットなど)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
また、日本入国時に必要なアプリのインストール方法を、厚生労働省が案内しております。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html
<デンマークの入国制限>
○デンマークの現在の入国制限に関しては、デンマーク・コロナポータルサイト及び当館HP等でご確認ください。
(同:英語)
(在デンマーク日本国大使館HP)
https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2
○現在、日本外務省はデンマークに対して感染症危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_164.html#ad-image-0
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1
<当館からのお願い>
●現在、当館では感染症予防対策の一環として、領事待合室に1度に入室できる方の数を1組ごとに制限しております。係員が順番にご案内いたしますので、それまでロビーでお待ちいただく場合があります。
また、来館時にサーマルカメラにて、非接触型の検温を行っております。体温が著しく高いと認められた方には入館をご遠慮いただく場合がありますので、ご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。
また、当館が入居するビル管理会社より、共用スペースでマスク着用及び2メートルの社会的距離を確保するようにと依頼がありました。ビル出入口にマスク着用の案内が掲示されておりますのでご協力ください。
●在留届を提出されている方で、日本に帰国(一時帰国を除く)された方は、「帰国者全員の氏名、帰国日」をご記入の上、当館領事班ryoji.han@ch.mofa.go.jp までメールでお知らせください。
詳しくは下記当館ホームページをご確認ください。
https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-zairyu.html
●在留邦人の方でコロナウイルスへの感染が確認された方や隔離措置を受けた方、入院された方は当館までご連絡ください。
【連絡先】
在デンマーク日本国大使館領事部
電 話:3311-3344 (閉館時はまず緊急電話対応業者につながります)
メールアドレス:ryoji.han@ch.mofa.go.jp
●在留届(3か月以上滞在される方)/「たびレジ」(3か月未満の渡航の方)
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/
●スマートフォン用 海外安全アプリ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html
◎「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やe-mailアドレスの変更等)、または帰国・転出等があればお知らせください。