新型コロナウイルス(ラオス国内の確定症例5月23日及び首都ビエンチャンのレッドゾーン追加情報・関連措置)

【ポイント】

〇5月23日、ラオスCOVID-19対策特別委員会は、サワンナケート県5名、チャンパサック県5名、カムワン県5名、首都ビエンチャン4名の計19名の新規感染者が確認された旨発表しました。これで感染者数は計1801名になりました。

〇感染者が訪問したことのある場所を訪問され、発熱や咳などの症状がある方は、外出せず、大使館領事班までご連絡願います。

平日8:30-17:00

 大使館電話番号 021-414400, 021-414401,021-414402, 021-414403

上記以外の時間帯

 閉館時緊急連絡先: 020-5551-4891

〇以下2のとおり、5月23日現在の首都ビエンチャンにおけるレッドゾーンが保健省により追加発表されました。

〇以下3のとおり、首都ビエンチャンにおける感染防止措置が発表されました。

〇以下4のとおり、変異株への対応を含め引き続き感染予防に万全を期してください。

【本文】

1 5月23日、ラオスCOVID-19対策特別委員会は、サワンナケート県5名、チャンパサック県5名、カムワン県5名、首都ビエンチャン4名の計19名の新規感染者が確認された旨発表しました。これで感染者数は計1801名になりました。

(1)サワンナケート県、チャンパサック県、カムワン県

感染者は、全て帰国労働者

(2)首都ビエンチャン

全て市中感染。感染経路の詳細は調査中であり、現在判明している立ち寄り先は次のとおり。

・サイセッター郡ノンワーイ村ユニット34(感染者の居住地)

・5月16日 タートルアンタイ村(感染者の立ち寄り先)

・5月17-18日 サイセッター郡ムアンノイ法律学校周辺(同上)

・5月19日 サイセッター郡ドンカムサン会計学校(同上)

2 5月23日現在の首都ビエンチャンにおけるレッドゾーンが保健省により追加発表されました。

Xaisettha District

・Fay

・Chommani

・Khamsavath

・Viengchaleun

・Nongbone

・Nongniang

・Phonxai

・Saphangmor

・Thatluang-Tai

・Xok-Noy

・Nasangphai

・(new) Amone

・(new) Thatluang-Neua

Hadxayfong District

・Hatxaykhao

Sikhottabong District

・Tatthong

・Dongnasok-Neua

・(new) Nongduang-Neua

Sisattanak District

・Saphanthong-Tai

・Chompet-Tai

・(new) Thongkang

Xaithany District

・Xaisavang

・Bolek

・Khoksivilai

・Xangkhou

・Dontiu

・(new) Nongphaya

Chanthabouly District

・Houayhong

・Sidamduan

・Nongping

・Phontongsavat

・Dongpalep

・Thongsangnang

・Phontongchommani

3 首都ビエンチャンにおける感染防止措置が発表されました。

詳細は以下の通知をご覧ください。

(通知全文)

5月21日付首都ビエンチャン通知第02号

5月21日から6月4日までの首都ビエンチャンにおける新型コロナ感染防止措置を以下のとおり通知する。

1 実施措置

(1)継続措置

ア 首都ビエンチャンの出入境を制限する。対策特別委員会、首都ビエンチャン、及び首都保健局から許可を得た者を除く。

イ エンターテインメント施設、カラオケ店、パブ、マッサージ・スパ、インターネットカフェは営業停止。

ウ 許可された地域においても会議、集まり等、10人以上の活動は禁止。

エ メコン川国境付近における船の運航を禁止。

オ フェイクニュースの禁止。

カ 売り惜しみ、便乗値上げの禁止。

キ 学校の一時閉校。

(2)追加措置

ア 美容室、理容室、観光施設、ガーデンレストラン、カジノ、ビリヤード場、ゲーム店、闘鶏場、ナイトマーケット、その他大人数が集まるイベントの営業停止。

イ あらゆる施設におけるパーティ、騒ぎの禁止。

ウ レッドゾーン指定地域への出入りの禁止。

エ レッドゾーン指定地域における検問所の設置。

オ 無許可のカンパ・支援受付所の設置禁止。

カ タートルアン寺院前広場、タートルアンSEZ、アヌヴォン公園でのサッカー、運動等の禁止。

キ 首相令第15号等の法令に違反し損害を発生させた者は処罰する。

(3)緩和措置

ア 感染リスクを制御したエリアにおける郡境・村境検問所の撤去。

イ 許可地域では市場、商店、ショッピングセンター、スーパーマーケットの営業時間を午後10時までとする。レッドゾーンでは午後8時までとする。

ウ レストラン・カフェは、持ち帰り営業のみとする。

エ ゴルフ等、日中の運動・スポーツを許可する。運動施設事業者は、感染対策計画を提出すること。

オ レッドゾーンを除く首都ビエンチャン全域における貨物輸送を許可する。

2 首都保健局は、2回目のワクチン接種、感染者の発見・治療、濃厚接触者の発見・検査、感染発生地域の消毒、療養解除者・濃厚接触者の隔離、入国者の健康チェック、感染ゾーン分けを実施すること。

3 首都教育スポーツ局は、全学校を6月4日まで閉校すること。

4 首都商工業局は、卸売店・小売店の営業、工場の操業を検査・監督すること。

5 首都公共事業運輸局は、貨物、インフラ資材、製造機材等の円滑な物流を促進すると共に、インフラ事業地の感染対策違反、旅客運送営業違反を取り締まること。

6 首都情報文化観光局は、エンターテインメント施設、カラオケ店、パブ、マッサージ・スパ、インターネットカフェ、観光施設、ガーデンレストラン、カジノ、ゲーム店の違反営業を取り締まること。

7 軍隊・警察は、出入国管理、メコン川沿いの国境警備、船の検査、密輸品・密入国者の取締、首都ビエンチャンと地方との出入境管理、治安パトロール、病院・レッドゾーン・イエローゾーンの警備、フェイクニュース・個人の支援活動の取締り、刑務所等施設内の感染防止を実施すること。

8 首都財務局は、民間からの寄付受付、活動資金・機材管理等を実施すること。

9 労働社会福祉局は、支援が必要な貧困者の情報を集めること。

10 郡・村の行政当局は、レッドゾーンにおける人の出入りを検査する検問所を設置すること。住民は家から出ないこと。やむを得ず外出する場合は、村役場の許可を得ること。ただし、食料・薬品購入、病院への一時的外出、及び勤務先からのレターがある場合は許可する。メコン川の船は全て係留。農作業で外出する際は感染対策を徹底。

11 国家建設戦線、及び退役軍人会等の大衆組織は、住民への感染対策周知に協力すること。

12 首都ビエンチャン及び各郡COVID-19対策特別委員会は、各区域における感染対策徹底の指揮、濃厚接触者・治療完了者向けの隔離施設整備、及び首都ビエンチャン出入境許可の審査を実施すること。

13 首都ビエンチャン住民は、感染拡大防止措置の実施に協力すること。

14 感染拡大防止措置に違反し、損害を発生させた者は法令に基づき厳正に処分する。

15 本通知は首都ビエンチャン市長の署名により5月21日より発効する。

首都ビエンチャン市長

アーサパントーン・シーパンドーン

4 従来と比較し感染・重症化しやすく、ワクチンが効きにくい可能性のある変異株がラオスを含む世界各地で報告され,急速に従来株からの置き換わりが起きつつある状況です。変異株に対する感染予防策は基本的に従来と同様ですが、引き続き関連情報に注意を払いながら,以下に従って一層の予防に努めてください。

(1)できる限り3密(密閉空間,密集場所,密接場面)を避け,家や職場などでは十分な換気を行う(30分に1回以上,数分間程度,2方向の窓を全開にする。窓が1つの場合にはドアを開ける。)

(2)流水で30秒以上かけた丁寧な手洗いを行い,また手洗いができない場合は擦式アルコール消薬(濃度60%以上95%以下のエタノール)を携行するなどの手指消毒を徹底する。

(3)人と会話等をする場合にはできる限り2m以上の距離をとる。距離がとれない場合にはマスクを着用する(マスク着用中は強い負荷の作業は避けて,こまめに水分補給をする。また,エアコンを使用するなど熱中症に注意する。)。

(4)マスクがない場合,咳やくしゃみをする際にティッシュやハンカチ,袖や肘の内側を使って口や鼻を押さえる(咳エチケット)。

(5)体調がすぐれない時には外出及び人との接触を控える

厚生労働省HP

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

 引き続き,当館からのお知らせ及びラオスCOVID19対策特別委員会の発表にご留意願います。

【問い合わせ先】 在ラオス日本大使館領事班

開館時電話:021-414-400〜403

閉館時緊急電話:020-5551-4891

メール:consular@vt.mofa.go.jp

※大使館からのお知らせメールの配信停止は,以下のURLから手続きをお願いいたします。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/mailmz/delete?emb=lao

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止されたい方は,以下のURLから手続きをお願いいたします。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete