熱帯熱マラリアほかに対する注意喚起

ベナンでは、4月中旬から7月中旬までは大雨季となります。

・防蚊対策に努め、マラリアに罹患しないよう注意をお願いいたします。

・発熱がある場合にはマラリアを疑い、直ちに医療機関で検査を受けてください。

・直ちに医療機関を受診することができない地域に滞在される方には、予防内服(※)をお勧めします。

※現在有効な薬剤:ドキシサイクリン、マラロン

※クロロキンは耐性があり無効

1. ベナンでは、4月中旬から7月中旬までは大雨季となります。引き続き、新型コロナウイルス感染症予防に努めると共に、マラリア対策も行ってください。なお、マラリア罹患は雨季に限ったものではありませんので、一年を通しての予防対策が求められます。

2. マラリアは、マラリア原虫を媒介するハマダラカに刺され、体内にマラリア原虫が侵入することにより発症する寄生虫感染症です。マラリアには5種類がありますが、当地で感染するものは最も致死率が高い「熱帯熱マラリア」です。

1〜3週間の潜伏期間がありますが、発熱後の初期段階で適切に治療を行えば、高い確率で完治することができます。

一方、発熱後5日までに治療が開始されないと50%の致死率、また、発熱後10日を経過すると致死率が100%になるといわれる恐ろしい感染症です。診断及び治療が遅れると、重症化して合併症を生じ致死的となります。

3. マラリア予防のため、以下のとおり、自助努力を行ってください。

・何よりまず、蚊に刺されないこと。

・日頃から殺虫剤、蚊取り線香、虫除けスプレー、蚊帳等を使うこと。

・ハマダラカは夕暮れから明け方に活動するので、夜間の外出を控えること。外出の必要がある場合には、長袖シャツや長ズボンを着用すること。

・就寝時には窓を閉め、蚊の侵入防止に努めること。

・発熱があった場合にはまずマラリアを疑い、直ちに医療機関で検査を受けること。1回の検査で陰性だったからと安心することなく、誤診に注意し、必ず複数回の検査を行うこと。

・直ちに医療機関を受診することができない地域に滞在される方には、副作用がみられることがあるため、事前に専門医に相談した上で、予防内服による防疫に努めること。 

※現在有効な薬剤:ドキシサイクリン、マラロン

※クロロキンは耐性があり無効

4. 在留邦人、ベナン滞在中の邦人の皆さまにありましては、必ず上記対策を取っていただき、もしマラリア感染が判明した場合には、ご自身によるか、職場または入院先の病院を経由して当館へ連絡していただくようお願いいたします。

現在ベナンの北部アタコラ県やボルグ県においては、ラッサ熱や髄膜炎も発生していますので、これらの感染症に対する注意も怠ることのないようお願いいたします。

参照

厚生労働省検疫所(FORTH)

https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name.html

国立感染症研究所

https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases.html

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