国内措置の更なる強化について

●ラトビア政府は、３月１６日からイースター（４月初旬）まで，国内防疫措置の一層の強化を決定しました。

　ラトビア政府は、このところの感染者数の減少基調を確実なものにするため，３月１６日からイースター（４月初旬）まで、コロナウィルスの国内防疫措置を更に強化することを決定しました。

１　職場

　３月１６日以降、原則リモートでの勤務が義務化され、業務の性質上リモートでの業務が行えず，施設や会社の長が業務の継続のために真に必要な場合として認める場合のみ，出勤して勤務することが認められます。また，国と地方自治体の政府機関の従業員については，さらに、出勤を許可される場合でも、１人あたり１５平方メートルのスペースの確保が必要とされ，これができないときには，交代して出勤することが求められます。

２　教育

・就学前教育機関では、保護者がともにフルタイムで働く場合や，リモートでの仕事と育児を同時に行うことが困難な場合のみ通園が許可されます。

また、職員は勤務中、口と鼻を覆うことが義務づけられています。週に１度、コロナウィルスの検査が従業員に対して実施されます。

・３月１３日から、過去１４日間における１０万人あたりの感染者数が２５０を超えない自治体は、１クラスにつき週に最大５回の公式教育セッションと最大２回の非公式教育レッスンを屋外で最大２０名まで開催することが許可されます。（１回の授業につき、所要時間は４０分以内。）

３　公共交通機関

　公共交通機関の強化措置として、換気が義務付けられました。車両の定期的な消毒、マスク着用、乗客は総数の５０％を超えてはならないという条件は引き続き有効です。

４　入国に当たってのモニタリング

　域外国への不要不急の旅行から帰国した場合には，３月１７日以降４週間については，直ちに自己の費用によるCovidテストを受けることが義務づけられます。また，その結果が陽性であった場合，あるいは，テストを受けない場合は，直ちに指定された宿泊施設のいずれかで過ごすことが求められます。

　ラトビアの１２日の感染者数は６３２名，死亡者は９名となっています。過去１４日間の人口１０万人あたりの感染者数は４６１．９となっており，少しずつ減少していますが，欧州内では１１番目と引き続き高い水準の感染者数となっています。また，周辺国では一旦は減少したものの，再び増加傾向に転じた国もあります。ラトビア政府の規制等を遵守し、手洗いの励行（本メール最終ラインのリンクにある正しい手洗い方法参照）を改めて確認するなど、再度感染防止策を徹底し、感染防止に努めるようにしてください。

【参考】

３月１６日からの強化措置について（首相府ホームページ）

https://www.mk.gov.lv/lv/jaunums/valdiba-apstiprina-drosibas-pasakumus-covid-19-izplatibas-kritumam-lidz-lieldienam

Covid-19（ラトビア政府による情報提供サイト）

https://covid19.gov.lv/en

COVIDpass（ラトビア入国時の質問票入力サイト）

https://covidpass.lv/

ラトビア国家非常事態宣言

https://likumi.lv/ta/id/318517-par-arkartejas-situacijas-izsludinasanu

疫学的安全法（ラトビア語）

https://likumi.lv/ta/id/315304-epidemiologiskas-drosibas-pasakumi-covid-19-infekcijas-izplatibas-ierobezosanai

ラトビア疾病管理予防センター（過去１４日間における人口１０万人あたりの感染者数）（毎週金曜更新）