新型コロナウイルス感染症関連情報(規制強化及びヨルダン国内感染者数等:2月21日〜24日分)

●政府は、(1)今週末の金曜日(26日)から毎週、金曜日の包括的外出禁止措置を適用し、また、(2)夜間外出禁止時間について、商業施設は午後9時の営業終了、午後10時以降の外出を禁止する措置を発表しました。

●政府は、マスク着用義務違反者に対する60〜100JDの罰金をはじめ、感染予防措置義務違反者・機関に対する罰金を改定し、25日から適用すると発表しました。

●政府は、公共・民間機関においては、出勤する職員数を30%に抑え、ローテーション制とリモートワークを導入するよう決定し、28日から適用すると発表しました。

●政府は、10、11年生の対面授業再開については無期延期とし、1〜3年生、12年生、幼稚園については現状のとおり対面とオンライン授業を併用していくと述べました。

●政府は、新規感染者数につき、2月21日は3,917名、22日は4,550名、23日は4,139名、24日は名4,024で、累計の感染者数は376,441名となったと発表しました。

1 規制強化

 2月24日、アーイド政府報道官兼メディア相は記者会見で次のとおり述べました。

(1)外出規制の強化を内容とする防衛令第24号の発出

 ア ヨルダン全土において、毎週木曜日午後10時から土曜日午前6時まで、市民の外出を禁止する。

 イ 金曜日の包括的外出禁止の際、金曜礼拝のための徒歩による1時間の外出は許容される。

 ウ ヨルダン全土において、夜間外出禁止措置は、商業施設の午後9時以降の営業禁止、午後10時から午前6時までの外出を禁止する。

 エ 本規制は、25日(木)から、更なる発表が行われるまで実施される。

(2)罰則の強化を内容とする防衛令第26号の発出

 ア 全ての場でのマスクの着用、社会的距離の確保等、感染防止対策の遵守の確認。

 イ 社会的距離確保を遵守しない違反者については20JD、マスク着用義務違反者には60〜100JDを科す。

 ウ 感染予防措置に違反した施設に対しては、500〜1,000JDの罰金を科し、初犯は7日間、2回目以降は14日間の閉鎖措置をとる。

 エ 感染予防に違反したレストラン、大衆食堂、水たばこを提供する喫茶店に対しては3,000JDを上限とした罰金を科す。

 オ 義務違反が見られる教育機関については罰則が科せられ、教育省の決定に従い閉鎖される。

 カ 罰則の強化は、25日(木)から適用される。

(3)出勤者の抑制措置

 ア 公共・民間機関においては、出勤する職員数を30%に抑え、ローテーション制とリモートワークを導入するよう求める。

 イ 必要と認められる施設においては、感染予防措置を徹底しつつ50%を上限とする出勤体制とする。

 ウ 本規制は2月28日から適用される。

2 国内感染状況

 オベイダート保健相は、国内感染状況について概要次のとおり述べました。

(1)国内で新型コロナ感染症が再び広がりを見せており、感染者数が増加すると共に、(累計の)死者数も増加している。

(2)ヨルダンではアンマン及びその他の県を中心に英国型変異種の感染が拡大している。英国型変異種は感染力が強く、今後数週間で更に感染者数が増加する危険性がある。

(3)国民の健康を守るのと同時に、経済への悪影響を最小限に抑える必要があるため、厳に閉鎖が必要なセクターのみ閉鎖し、残りのセクターは引き続き営業を継続する。

(4)ワクチン接種は進めていくが、国民は、感染防止策の遵守への協力が求められる。

3 学校関連

 ヌアイミー教育相は、記者会見において次のとおり述べました。

(1)先般、10年生及び11年生の対面授業再開の1週間延期を発表したが、国内感染状況に鑑み、政府は、10、11年生の対面授業再開を無期延期とすることを決定した。

(2)既に対面とオンラインを併用して再開している1〜3年生、12年生及び幼稚園については、引き続きこれを継続する。

(3)生徒と教員等を守るため、感染防止対策を厳守する。

4 ヨルダン国内感染状況

 ヨルダン保健省は感染者数を次のとおり発表しました。

(1)新規感染者数につき、2月21日は3,917名、22日は4,550名、23日は4,139名、24日は名4,024で、累計の感染者数は376,441名となったと発表しました。

 ア 2月21日:計3,917名

   2,642名:アンマンで確認された感染者

   1,275名:イルビド(313)、アジュルーン(41)、ジェラシュ(87)、マフラク(40)、バルカ(404)、ザルカ(99)、マダバ(99)、カラク(65)、タフィーラ(32)、マアーン(33)、アカバ(62)で確認された感染者

 イ 2月22日:計4,550名

   2,953名:アンマンで確認された感染者

   1,597名:イルビド(286)、アジュルーン(39)、ジェラシュ(79)、マフラク(96)、バルカ(565)、ザルカ(251)、マダバ(50)、カラク(98)、タフィーラ(36)、マアーン(44)、アカバ(53)で確認された感染者

 ウ 2月23日:計4,139名

   2,679名:アンマンで確認された感染者

   1,460名:イルビド(246)、アジュルーン(47)、ジェラシュ(69)、マフラク(33)、バルカ(363)、ザルカ(368)、マダバ(106)、カラク(95)、タフィーラ(23)、マアーン(44)、アカバ(66)で確認された感染者

 エ 2月24日:計4,024名

   2,726名:アンマンで確認された感染者

   1,298名:イルビド(283)、アジュルーン(38)、ジェラシュ(79)、マフラク(42)、バルカ(394)、ザルカ(158)、マダバ(67)、カラク(108)、タフィーラ(28)、マアーン(48)、アカバ(53)で確認された感染者

(2)死者数は、2月21日は11名、22日は16名、23日は19名、24日は22名。

(3)PCR検査件数は、2月21日は25,108件、22日は33,846件、23日は34,840件、24日は件36,073件を実施、総検査数は4,476,281件。

(4)陽性率は、2月21日は15.6%、22日は13.44%、23日は11.88%、24日は11.16%。

 本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。

 現在の夜間外出禁止時間は、午後10時(経済活動は午後9時まで)から午前6時までとなります。これを遵守して頂くようお願い致します。

新型コロナウイルス感染症の予防法について−

 まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

 具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

 さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス

(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111

https://www.moh.gov.jo/

ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語(英語での閲覧も可))

https://corona.moh.gov.jo/ar

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 入江 及び 武井

TEL:962−6−5932005

FAX:962−6−5931006

P.O.Box.2835 Amman 11181 Jordan

consular@am.mofa.go.jp