【ポイント】
●ブルガリア当局によると、ブルガリアの永住権または長期滞在資格保持者であって、「ワクチンに関する国家計画」優先グループの第1から第4フェーズに該当する場合は、ブルガリアにおけるワクチン接種に際して、ブルガリア国民と同等の権利があるとのことです。
●2月19日、ボリソフ首相は、新型コロナウイルス政府対策本部のワーキング会議において、ワクチン接種を希望する全ての者に対してワクチン接種の門戸を開く「グリーンコリドー」の開設を要請しました。
●2月19日新規感染者数1,086名、新規死者数42名。
●累計死者数9,786名。人口当たりの累計死者数でブルガリアは世界第15位。
●直近7日間の死者数225名。人口当たりの直近7日間の平均死者数でブルガリアは世界第27位。
【本文】
○ブルガリア当局からの情報提供によると、ブルガリアの永住権または長期滞在資格を有する外国人であって、「ワクチンに関する国家計画」優先グループの第1から第4フェーズ(※以下参照)に該当する場合、希望する者は、ブルガリアにおけるワクチン接種に際して、ブルガリア国民と同等の権利があるとのことです。
接種は任意であり、希望者は、GP(自身のかかりつけ一般医)または居住地の地域保健局への希望登録が必要で、今後、ブルガリア政府運営の新型コロナウイルス・ポータルサイト(https://coronavirus.bg/)にて関連情報が掲載される予定です。
具体的な接種手続きについて、現時点ではこれらの他に当館において情報は有しておりません。なお、繰り返しになりますが、ワクチン接種は任意であり、ワクチン接種を受けるか否かは、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について、必要であれば医療機関等にご相談する等して、ご理解いただいた上で、ご判断ください。
ブルガリア政府は、国家ワクチン計画(昨年12月4日付当館領事メール参照)に基づきワクチン接種を進めており、現在、フェーズ2及び3の接種が進行中です。
※参考
フェーズ1:医療従事者等
フェーズ2:社会福祉施設関係者、教師等
フェーズ3:基本的社会生活に必要な機能を支える職員
フェーズ4:65歳以上の高齢者等
フェーズ5:生活環境等の理由により感染リスクの高い者
○2月19日、新型コロナウイルス政府対策本部のワーキング会議が開催され、ボリソフ首相が、ワクチン接種を希望する全ての者に対して、国家ワクチン計画第4フェーズと並行して接種の門戸を開く「グリーンコリドー」の開設を要請しました。これに関して、現時点では詳細は全く不明です。今後、続報が判明しましたら、お知らせいたします。
○その他、同会議における、ワクチンに関する主な発言は以下のとおりです。
<アンゲロフ保健大臣>
2月18日時点で、25,441名が2回目のワクチン接種を終え、90,514名が1回目のワクチン接種を終了。
<キリロフ国立医薬局長>
製薬会社及び欧州委員会から得た情報では、3月に到着するワクチンは少なくとも50万回分あり、それらにより、国家ワクチン計画第4フェーズが開始可能となる。
○2月19日(金)時点のブルガリア国内の感染状況(ブルガリア保健省発表)。
検査数 10,926件
陽性率 9.94%
感染者累計 234,428名(前日比+1,086名)※4日連続新規感染者千名超えは12/20以来61日ぶり
死者累計 9,786名(前日比+42名)
治癒累計 199,632名(前日比+744名)
アクティブケース 25,010件 ※2/4の20,496件から約2週間で22%増加
入院中 3,704名(前日比+91名)※1/27の2,818名から約3週間で31%増加
集中治療中 300名(前日比+4名)
感染医療従事者累計 9,961名(前日比+24名)
ワクチン接種累計 90,514回(前日比+4,594回)
地域別の前日からの新規感染者数
ブラゴエフグラド :39
ブルガス :48
ヴァルナ :36
ヴェリコ・タルノヴォ:21
ヴィディン :4
ヴラツァ :42
ガブロヴォ :12
ドブリッチ :14
カルジャリ :4
キュステンディル :31
ロベチ :17
モンタナ :10
パザルジク :62
ペルニック :27
プレーヴェン :70
プロブディフ :93
ラズグラッド :5
ルセ :11
シリストラ :12
スリヴェン :33
スモリャン :7
ソフィア県 :21
ソフィア市 :335
スタラ・ザゴラ :40
タルゴヴィシテ :2
ハスコヴォ :43
シューメン :38
ヤンボル :9
現在、全国的に、感染拡大傾向にあります。
ブルガリア政府は、直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数が120名以上の地域を「レッドゾーン」と指定しており、2月19日時点で、全国28地域中15地域がレッドゾーンになっています。
保健省発表の統計を基に当館で取りまとめたレッドゾーンの各地域の数値は以下のとおりです。なお、全国平均は、176.6です。
1. キュステンディル県:422.2
2. ブルガス県 :267.5
3. ヴラツァ県 :256.6
4. プレーヴェン県 :250.4
5. ソフィア市 :250.0
6. スリヴェン県 :238.6
7. シューメン県 :226.2
8. パザルジク県 :206.3
9. ペルニック県 :205.0
10.ハスコヴォ県 :203.1
11.ヤンボル県 :198.3
12.ブラゴエフグラド県:188.8
13.プロブディフ県 :146.5
14.ソフィア県 :136.1
15.シリストラ県 :133.3
前日からの死者42名の内訳
40代:男性2名
50代:男性1名
60代:男性6名、女性6名
70代:男性11名、女性4名
80代:男性4名、女性7名
90代:女性1名
統計サイト「Our World in Data」によると、2月18日時点で、ブルガリアは、人口100万人当たりの過去7日間の平均死者数で世界27位、人口100万人当たりの累計死者数で世界15位です。出典はこちら→ https://ourworldindata.org/grapher/covid-deaths-daily-vs-total-per-million?tab=table&stackMode=absolute&time=2021-02-18&country=®ion=World
○当館フェイスブック「領事・安全情報ページ」では、毎日、新型コロナウイルス関連情報を掲載しています(基本的には領事メールと同じ内容)。これまでに当館が配信した領事メールを確認できますのでぜひご利用ください→ https://www.facebook.com/japanemb.bulgaria.anzen
○当館ツイッター(日本語)では、システム上の都合により領事メールでは掲載できない新規感染者推移グラフや詳細な地域別感染者統計表も毎日掲載しています。→ https://twitter.com/EmbassyBulgaria
○欧州域内の感染状況はこちら(欧州疾病予防センター(ECDC)HP)→ https://www.ecdc.europa.eu/en/cases-2019-ncov-eueea
○感染が疑われる場合の連絡先や、日本における各種水際対策、ブルガリアの入国規制等はこちら(当館HP)→ https://www.bg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid-19_FAQ.html
○外務省の「たびレジ」に登録すると、現地の在外公館からの最新の安全情報を領事メールで受け取ることができます。他国への渡航を検討している方は、ぜひ「たびレジ」に登録して現地の最新情報を受信してください。登録はこちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
○海外に3ヶ月以上滞在するときは、在留届の提出が義務づけられています。また、帰国の際は、帰国届の提出をお願いします。登録、変更は、オンラインでもできます。こちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
○外務省海外安全HPでは、当館を含め、世界中の在外公館がこれまでに発信した領事メールを確認できます。各国の最新の入国規制を含む新型コロナウイルス関連情報の確認にご利用ください→ https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/index.html
【参考】
https://www.mh.government.bg/bg/
■ブルガリア新型コロナウイルス・ホットライン(ブルガリア語)
電話 028078757(24時間)
■日本厚生労働省
〇新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
■外務省海外安全ホームページ(ブルガリア)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_171.html#ad-image-0
■世界保健機関(WHO)
https://www.who.int/health-topics/coronavirus
在ブルガリア日本国大使館領事警備班
電話:(国番号359)2-971-2708(代)(24h)
e-mail: consul.jpn-emb@sf.mofa.go.jp
HP: http://www.bg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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