ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表(変異株の確認と隔離措置の強化)

【ポイント】

ベトナム保健省は,ハイズオン省及びクアンニン省新型コロナウイルス感染者から,英国型の変異株が確認されたことを発表しました。

●フック首相が,感染拡大防止措置を厳格に実施するよう指示したことを受けて,ハノイ市及びダナン市で,濃厚接触者(F1)等の隔離に関する措置が強化されています。

●1月31日,ハイフォン市は,感染防止措置に関する通達を出しています。

●邦人のみなさまにおかれては,感染防止対策に努め,引き続きベトナム政府やお住まいの地域の政府が発表する情報にご注意下さい。

【本文】

1 2月2日,ベトナム保健省は,ハイズオン省及びクアンニン省における新型コロナウイルス感染者から,英国型の変異株が確認されたことを発表しました。同保健省は,英国型の変異株は,これまでの新型コロナウイルス株よりも感染の速度が速い可能性がある,という科学者の見解を紹介しています。

2 1月29日,フック首相は,新型コロナウイルス感染症の感染者が確認された省市に対して,感染を食い止めるために,(1)地域の囲い込み,(2)広範囲での検査,及び(3)21日間の隔離,を厳格に実施するよう指示しました。

 これを受けて,ハノイ市は,濃厚接触者(F1)及び濃厚接触者の接触者(F2)に対して,21日間の集中隔離を実施することとし,ダナン市は,濃厚接触者(F1)に対して21日間の集中隔離を実施することとしています。

 また,報道によれば,搭乗者の中から感染者が確認された1月28日ハノイホーチミンベトナム航空VN213に搭乗していた人のうち,114人がホーチミン市内で検査を受けています。これらの搭乗者の中には,在留邦人も含まれ,21日間の集中隔離を求められた者もいるとの情報もあります。

 今後,各省市において,濃厚接触者等に対する隔離措置がこれまでより厳格化することも予想されますので,邦人のみなさまにおかれては,最新の情報にご注意ください。

3 1月31日にハイフォン市が出した通達の主な内容は,以下のとおりです。

(1)不急不要の外出をしない。オフィス,学校,病院以外の公共場において,21人以上の集会をしない。最低1メートルの間隔を確保する。不急不要の集会は中止する(例:結婚式・葬式に出席する人数を最小限する。)。

(2)公共の場でマスクを着用しない者及びルールに従って防止対策を実施しない組織・個人を厳格に処分する。

(3)タイビン省Vinh Bao郡と接する所に検問所を設置する。

(連絡先)

ホーチミン日本国総領事館 電話番号:+84-28-3933-3510

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