新型コロナウイルス対策（協調委員会：首相コミュニケ）

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

本8日、協調委員会が行われ、首相コミュニケ（声明文）が発出されましたので、仮訳文を以下のとおりご案内いたします。

（参照アドレス：ドゥ＝クロー連邦政府首相ホームページ）

https://www.premier.be/fr/covid-19-le-comite-de-concertation-effectue-une-evaluation-intermediaire-et-confirme-les-regles-en

（タイトル）新型コロナウィルス：協調委員会は、追加的な評価を実施し、現行の規則を確認した。

本日、連邦政府及び連邦構成体政府は、ビデオ会議形式の協調委員会において会合し、感染状況を議論した。感染状況は、ベルギーにおいてここ数週間前向きに変化しており、他の一連の欧州諸国と比べより良好な状況となっている。

　協調委員会は、感染者数が緩やかに減少していると評価する。この一般的な減少傾向にもかかわらず、再生産率（R値＝1.004％）は再びわずかに上昇している。集中治療病床占有率も高いレベルを維持している。

協調委員会によれば、旅行からの帰国、年末の祭事及び学校再開によるありうべき影響を評価するにはまだ早すぎる。

したがって、協調委員会は、以下の決定を行った。

・テレワークの義務は維持される。職場において、検疫を遵守すべき労働者についての多くの管理（controle）が行われる。

・必要不可欠ではない渡航は、引き続き強く推奨されない。必要不可欠ではない渡航後の検査及び検疫隔離義務の遵守について多くの管理が行われる。渡航者の陸路での帰国の際の管理も強化される。渡航に関する現行の規則は、少なくとも引き続きカーニバル休暇（当館注：2月15日〜21日）後まで適用される。

・ワクチン接種は加速する。協調委員会は、ワクチン接種担当タスクフォースに対し、ワクチン接種につき、リズム（cadence）を加速し、かつ、より効果的なものとするよう要請する。EUの購入を通じたファイザー・ビオンテック製ワクチンの分量の倍増の発表（当館注：本日、EU委員会により表明されたもの。以下、首相コミュニケ参照）は、この文脈においてとりわけ重要である。

・より多くの検査。公衆衛生大臣及び検査タスクフォースは、現在の検査能力の枠組みにおいて、PCR検査及び抗体検査数を増加させる任務を負う。

・教育における注意。衛生措置及び学童年齢の児童、とりわけ、ベルギーよりも感染状況のよくない隣国における学童児童の検疫隔離の遵守に対し、より注意を払わなければならない。

見通しの必要

　協調委員会は、すでに数か月企業を閉鎖せざるを得なかった自営業及び起業家の特に不安定な状況を理解している。全分野の可能な限り迅速かつ効果的な再開のため、京都湯委員会は、専門家委員会（GEMS）（当館注：12月に新たに発足した専門家グループ。Groupe d’Experts de strategie de crise pour le Covid-19の略称。）に対し、再開の日程を設定し、かつ、より厳格な「決まり（protocole）」及び追加的な衛生措置が必要な分野を特定するよう要請する。

コロナ委員は、この困難な時期において、国民のモチベーションを勇気づけるよう、具体的な提案を提出するよう求められている。

協調委員会は、2021年1月22日（金）に再び会合を行う。その時点では、旅行からの帰国、年末の祭事及び学校再開の影響をよりよく評価できる可能性がある。

*****************

■■領事メールのバックナンバーはこちらから■■

https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga.html

*****************

■■ベルギー国立公衆衛生研究所では，新型コロナウイルスに関する感染者数等の情報を公表しています（毎日午前４時に更新）

https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_200923-1.html

*****************

【お問い合わせ先】

在ベルギー日本国大使館

●住所：Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique