○ポイント
●11月12日午前0時から13日午前0時にかけて、新たな感染者数は合計1,508名、累計感染者数は52,288名です。
●政府は、国内の移動及び集会、店舗の営業制限等にかかる政令を改訂しました。
●政府は、往来制限国(レッド国)リストを拡大、自主隔離免除要項の変更を行いました。詳しくは、本文をご確認ください。
●感染拡大が続いています。引き続き、最新情報を入手し、感染予防に努めて下さい。
○本文
1 感染者数関連情報
11月12日午前0時から13日午前0時にかけての新規感染者数は1,508名であり、現在の入院者数1,199名、集中治療室収容者数200名です。関係当局によれば、これまで計429,267名を検査し、計52,288名の感染が確認されています。死亡者数は38名となり、計724名です。
(地域別感染者数(12日からの増加人数))
スロベニア中心部 : 15,120 (+330) レッド
ドレンスカ・ベラクライナ地方 : 3,274 (+93) レッド
サヴィンスカ地方 : 6,724 (+237) レッド
ポドラウスカ地方 : 6,763 (+294) レッド
ゴレンスカ地方 : 8,044 (+193) レッド
ポムルスカ地方 : 3,536 (+149) レッド
オバルノ・クラシュカ地方 : 1,277 (+93) レッド
ゴリシュカ地方 : 1,776 (+53) レッド
コロシュカ地方 : 2,099 (+36) レッド
プリモルスコ・ノトランスカ地方: 922 (+26) レッド
ポサウスカ地方 : 1,293 (+29) レッド
ザサウスカ地方 : 1,293 (+24) レッド
その他調査中 : 167 (―49)
(内数名が外国人と報じられています。)
※(出典)COVID-19トラッカーSledilnik:https://covid-19.sledilnik.org/sl/stats
なお、以下のスロベニア国立衛生研究所のリンクでは、自治体別の10万人あたりの感染者数が記載されています。
https://www.nijz.si/sl/dnevno-spremljanje-okuzb-s-sars-cov-2-covid-19
2 国内制限措置の強化
スロベニア政府は、集まり・集会、店舗の営業制限等にかかる政令を改定しました。これらの措置は2週間を期限とし、その後、感染状況を見つつ見直しされるとのことです。
(1)集まり・集会の制限
これまで公共の場における集まり・集会にかかる人数制限が上限6名まで可能とされていましたが、本13日(金)より、家族等生計を共にする者との集まり・集会以外は、レセプションや結婚式等を含め、全て不可となりました。
(2)店舗等の営業制限
スロベニア政府は、店舗営業制限にかかる政令を改定しました。16日(月)より、生活等に最低限必要な店舗以外は閉鎖されます。営業が許可されるのは下記の店舗・サービス等です。
-農産物の販売を含む、主に食品、パーソナルケア、クリーニング用品を販売する店舗(ただし、これらの店舗での衣料品、靴、技術用品の販売を除く)
-薬局
-医療および整形外科関連の店舗
-市場
-農業に関する店舗
-ガソリンスタンド
-銀行および保険サービス
-配達サービス
-自動車と自転車の修理とメンテナンスのためのサービス(タイヤ修理、自動車整備、車体塗装、車体および自転車修理店)
-煙突掃除
-建設現場
-新聞や雑誌の販売のための新聞販売店やキオスク
-午前6時から午後9時までの、消費者との接触が最小限に抑えられる収集ポイントでの商品または食品の引渡し(テイクアウト等)
-安全と健康を確保するための緊急サービス
(3)このほか、インフラ大臣によれば、16日(月)より、公共交通機関(バス、電車等)の運行が停止されます。また、幼稚園及び学校も引き続き閉鎖となります。
3 入国制限の変更
(1)往来制限国の改訂
スロベニア政府は、往来制限国(レッド国)リストを拡大しました。
自由往来国及び制限国、自主隔離要件等については、以下のホームページで確認できます。
(スロベニア語)https://www.gov.si/teme/koronavirus-sars-cov-2/prehajanje-meja/
(英語)https://www.gov.si/en/topics/coronavirus-disease-covid-19/border-crossing/
(2)自主隔離免除要項の変更
(a)政府は、レッド国からの入国に際して自主隔離が不要となる例外事項の範囲を縮小しました。16日(月)より、レッド国から入国する者は、入国後に検査を行い、新型コロナウイルスの陰性証明を得ることができれば、自主隔離を早期に終了することができますが、検査を受けられるのは、最低5日間の自主隔離後となります。
(b)下記の条件が自主隔離免除要項から変更・削除されました。
- 越境労働者(毎日)の移動に関して、国境を越えてから14時間以内に戻ることが条件として追加
- 延期が困難な緊急を要する用事のための入国は、私的な用事は対象外となり、また、緊急のビジネスに関する用事については、12時間以内に出国する者に限る。
- 近親者との連絡を維持するため入国し72時間以内に出国する者に関し、自主隔離無しに入国できるのは、EU及びシェンゲン圏内居住者に限る。
- スロベニア国籍者及びスロベニアに在住する外国人で、隣国に不動産、(宿泊が可能な)船舶、またはオートキャンプで利用する土地の使用権、リース権、レンタル権等を有し、そのことを証明できる者かつ48時間以内にスロベニアに帰国する者は対象外となる。
- 隣国に農業用地を所有またはリースしているスロベニア国籍者及びスロベニアに在住する外国人の農作物の収穫を支援することを証明できる者で、24時間以内にスロベニアに帰国する者は対象外となる。
【参考情報】
1.新型コロナウイルス感染症に関連する各種問い合わせ先について
スロベニア政府はホームページで、以下の連絡先について紹介しておりますので、共有いたします。
(1)自主隔離(自己検疫)に関連する情報は、下記の保健省の連絡先から入手できます。
電話番号:+386 (0)1 478 68 48 (8時30分から15時30分まで)
メール:karantena.mz@gov.si
(2)健康に関する推奨事項と指示については、国立公衆衛生研究所にご連絡ください。また、国立衛生研究所のウェブページからも確認できます。
電話番号:+386 (0)1 2441 729
(3)国境通過に関する質問については、下記の警察のコールセンター(新型コロナウイルス関連の情報提供)もしくは、メールでお問い合わせください。
電話番号:+386 (0)1 514 70 01
メール:info.koronavirus@policija.si
(4)領事に関連する質問については、スロベニア外務省にお問い合わせください。
電話番号:+386 (0)1 478 20 10
2.外務省海外安全ホームページ
本サイトでは、各国・地域での新型コロナウイルスの発生状況、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)等の情報を掲載しています。
3.たびレジ簡易登録
本サービスは、メールアドレスとメール配信を希望する国・地域を選択するだけで、当該在外公館から領事メールを受信することが出来ます。ぜひご活用下さい。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/register
4.スロベニア国立公衆衛生局は、国内状況や感染予防の方法等について公開しています。
(主にスロベニア語)
5.新型コロナウイルス感染症に備えて 〜一人ひとりができる対策を知っておこう〜(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
6.新型コロナウイルス感染症に関する情報について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
7.リュブリャナ空港ホームページ
https://www.fraport-slovenija.si/en/Main
8.スロベニア政府の下記のツイッターアカウント等で、随時情報発信が行われておりますので、こちらもご確認ください。
●政府(英語):https://twitter.com/govslovenia
●政府(スロベニア語):https://twitter.com/vladars
(英語版と若干内容が異なります。)
●外務省:https://twitter.com/mzzrs
(主にスロベニア語)
●保健省:https://twitter.com/minzdravje
(主にスロベニア語)
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