ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表(ホーチミン市人民委員会の通達)

ホーチミン市人民委員会は,7月30日,新型コロナウイルス感染予防に関し,市民が実施すべき措置について市内当局・関係部局に通達を発出しました。

●それによると,市民は,公共の場所でのマスクの着用,30名以上の集会,不要不急の会議やイベントの停止,不要不急のサービス(バー・ディスコ)の一時的な営業停止等を求められています。また,オンライン会議の実施を推奨しています。

●邦人の皆様におかれましては,引き続きベトナム政府やお住まいの地域の政府が発表する情報にご注意下さい。

7月30日,ホーチミン市人民委員会は,通達文書第2869/UBND−VXを発出し,新型コロナウイルス感染予防に必要な措置について市内当局・各部局に対し概要以下の通り指示しました。

在留邦人の皆様におかれては,下記事項に十分ご留意頂き,引き続きベトナム政府やお住まいの地域の政府が発表する情報にご注意下さい。

 1.関連機関及び市内各人民委員会はCOVID-19防止対策措置について,今後感染拡大を防ぐために主観的な判断は避け,各級人民委員長は感染予防措置を指導の上,新たな状況に対応した予防措置を至急検討する。

 2.公共の場におけるマスクの着用,及び感染予防措置の規定を正しく適正に実施する様市民に要請する。

 3.大勢の人が集まるイベント(祭事,バザー,投資促進会議,そのほか不要不急の会議,セミナー)を一時的にとりやめ,また,大勢の人が集まる冠婚葬祭の制限を勧告するほか,公共の場(学校・病院を除く)において30名以上が集まらないようにする。

 4.必要性がないサービス(バー・ディスコ)の営業を一時停止する。

 5.オンラインを使用した会議や打ち合わせを推奨する。このための情報技術システムを強化する。(党や行政機関の)人を集めて開催する必要がある会議の場合は、保健当局のCOVID−19防止対策措置に従って行う。

各機関の施設入り口で訪問者全員の体温を測定するほか,マスク着用を要請する。

会議を実施する場合には,会議の参加者はマスクを着用の上,握手や近距離での会話を制限する他,会議の前後には必ず手洗いを実施する。会議終了後には,毎回会議室を清掃し,参加者が触った場所や物を消毒する。

 6.献血等,人道的見地から必要性の高い保健活動は引き続き実施する。実施に際しては,保健省が示しているCOVID19防止対策措置に従って実施する。

 7.情報通信局は,感染症の状況及び防止対策措置に関する広報活動を促進し,各市民の感染症に対する警戒を促すほか,公共の場や公共交通機関におけるマスクの着用や大勢の人の集合を避ける,石鹸で手を洗う等の本件予防措置が正しく実施されるよう広報する。

 8.上記の内容は2020年7月31日0時から,新たな指導やガイドラインが発出されるまで適用する。