新型コロナウイルス(ラオス国内の確定症例:7月24日)

○7月24日,ラオス・COVID19対策特別委員会は,首都ビエンチャンで1名のCOVID-19感染者が確認された旨発表しました。これで感染者数は計20名になりました。

○発表された感染者は,7月18日,日本から韓国・仁川経由でQV922Aにてラオス入りした男性です。

○感染拡大の危険性が低いと判断されるため、現時点で、県境封鎖や移動制限は実施しないとのことです。

○以下2のとおり引き続き感染予防に万全を期してください。

1 7月24日,ラオスCOVID19対策特別委員会は,首都ビエンチャンで1名のCOVID-19感染者が確認された旨発表しました。これで感染者数は計20名になりました。詳細は以下のとおり。

(概要)

●32歳男性、韓国籍。職業:ナムニアップ・ダム発電所技師(隔離中のため、現場にはまだ出ていない)。

ビエンチャン市内の政府指定のホテルで自主隔離中であった。

●症状なし。

●自己申告によれば、同人は出発前PCR検査を受診し、結果は陰性であった。

●出発前、同人は家族と同居していたが、家族の中に感染者はいなかった。

(経過)

●7月18日、大阪から東京に移動後、韓国・仁川経由でQV922Aにてワッタイ空港到着。座席は15E。

●同人は同僚4人と共にラオス渡航。QV922Aの搭乗客は109名。

●ワッタイ空港からホテルへは、ホテル借り上げのタクシーで移動。タクシーには、当人含め全部で6名乗車。

●7月18日から23日まで、同人は部屋から出ず、食事も部屋でとった。食事と水は、担当者が部屋の前に置き、誰も部屋に立ち入らなかった。体温検査は毎日朝夕2回、ホテルの担当者によって、部屋の外で行われた。その際、1メートルの間隔を開けた。体温は平均36.3〜36.6度であった。

●同人の滞在する部屋の清掃は実施されなかった。清掃は本人が行うというホテルの規則により、必要な備品が14日分、事前に室内に配備されていた。

●7月22日、保健当局の担当者が、ホテルで(同人の)検査サンプルを採取。

●7月23日21時、感染が判明。

●同人はミタパープ病院で治療開始。

●濃厚接触者のうち、現段階で判明しているのは17名。濃厚接触者は隔離と検査を実施済み。

(今後の対応)●今回は第2波ではないと判断。感染者は1名のみで、感染者とその濃厚接触者の隔離措置は徹底されている。また、感染者は若く、健康で、症状もない。他人にウイルスを広げる可能性は低い。

●国内の感染拡大を防ぐため、感染国からの入国に対して引き続き適切な措置を実施すること。

●国民に対し、不必要に恐れることなく、感染防止策を引き続き継続するよう要請する。

●感染拡大の危険性が低いと判断されるため、現時点で、県境封鎖や移動制限は実施しないが、引き続き首相府通知697号の実施を徹底すること。

2 皆様におかれましては,引き続き関連情報に注意を払いながら,以下に従って予防に努めてください。

(1)できる限り3密(密閉空間,密集場所,密接場面)を避ける。

(2)流水で30秒以上かけた丁寧な手洗いを行い,また手洗いができない場合は70%以上の擦式アルコール消薬を携行するなどの手指消毒を徹底する。

(3)人と会話等をする場合にはできる限り2m(最低1m)の距離をとる。距離がとれない場合にはマスクを着用する。

(4)マスクがない場合,咳やくしゃみをする際にティッシュやハンカチ,袖や肘の内側を使って口や鼻を押さえる(咳エチケット)。

(5)体調がすぐれない時には外出を控える。

厚生労働省HP

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

引き続き,当館からのお知らせ及びラオス保健省の発表にご留意願います。

【問い合わせ先】

ラオス日本大使館領事班

開館時電話:021-414-400〜403

閉館時緊急電話:020-5551-4891

メール:consular@vt.mofa.go.jp

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