西ケープ州の感染状況について

●西ケープ州の新規感染者数が再び千名を超えました。

●帰還臨時便の新規情報はありません。

●感染予防に努めてください。

1.西ケープ州保健局は、同州での新たな感染者が1363(昨日669)名増の累計86372名、新たな死亡者は52(昨日40)名増の累計2746名と発表しています。

自ら感染歴があるウィンディ州首相は「最悪の状況が過ぎたとは言い難く、むしろより一層の警戒が必要」とコメントしております。

https://coronavirus.westerncape.gov.za/news

なお、南ア全体では、感染者394948名(13150人増)、死亡者5940名(572名増)です(州の発表と国の発表に誤差があります)。

https://sacoronavirus.co.za/

新規感染者、死亡者ともに大幅な増加となっています。

ムキゼ保健大臣は、最近「警戒疲れ」からソーシャルディスタンシング、マスク着用等が適切にされていないことを懸念し、行動原則を守れるか否かは個人レベルで感染するか否かに比例してあらわれていると注意を呼びかけています。

2.帰還臨時便について

国境閉鎖継続の中、例外的に可能とされる帰還便での帰国を希望される方は昨日の領事館からのメールをご参照下さい。

なお、ネット上に定期商業便を掲載している場合があるのでご注意下さい(定期商業便は、形式的に掲載されており、政府が国境閉鎖を解除するまでキャンセルされ続けられます)。

3.先週17日(金)鎌田鮎子医務官兼一等書記官(プレトリア滞在)によるウェビナー「南アにおけるCOVID-19の現状報告:備えあれば憂いなし」を開催しました。

資料をご希望の方は以下までご連絡下さい。

enquiries@pr.mofa.go.jp

(以下同ウェビナー後の鎌田医務官とのQ&Aを一部ご紹介します)

新型コロナウイルスに感染している時に避けるべき薬について教えて下さい。

(1)NDAIDS(非ステロイド系抗炎症薬):イブプロフェン、アセチルサリチル酸アスピリンバファリン)、ロキソプロフェン(ロキソニン)、ケトプロフェン、ジクロフェナクなどは、コロナの症状を悪化させる可能性があるとのことで避けるべきと推奨されています。

(2)バファリンやベンザブロックなどはイブプロフェンアスピリンを含んでいるため、避けるべき医薬品と言えます。

(3)一方でアセトアミノフェン(商品名カロナール)は、安全に使用できるため、解熱剤としてはアセトアミノフェンを服用することを推奨します。南アではPanado、Paracetamolの名前で販売されておりますが、一日3000mgを超えないように服用してください。

(4)発熱、頭痛のみの時は純粋に解熱剤を服用いただき、総合感冒薬を無理に服用しないようにご注意下さい。総合感冒薬には色々な成分(鼻水や咳に効果が出る成分)が含まれておりますので、不要な薬剤を服用することになります。是非お手元にはアセトアミノフェンが主要成分の解熱鎮痛剤をお持ち下さい。

●万一同居家族が感染した際の自宅での注意点を教えて下さい。

これに関しては、東京都感染情報センターから出ている情報が役に立つかと思います。

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/diseases/respiratory/ncov/nursing.pdf?20200309

なお、洗濯物は一緒に洗って大丈夫ですが、感染者の洗濯物を触った場合は必ず手を洗うようにお願いします。手袋をする、もしくは感染者本人が蓋の開いた洗濯機に投入するなどしてください。

4.西ケープ州を含め全国では増加しています。

油断することなく感染防止に努めてください。

*************************************

このメールは送信専用メルアドから配信されています。

このまま返信頂いても受信しません。

ケープタウン領事事務所

電話:(国番号27)-(0)21-425-1695

*************************************