●首相府は,6月14日(日)午前0時から16日(火)午前6時までの間,緊急的な通院や葬儀への参列等の一部例外を除き,外出を禁止すると発表しました。
●国境封鎖を含む特別隔離措置も7月1日まで再延長となりました。
●9日時点でのアゼルバイジャンにおける新型コロナウイルス感染者数は累計8,191人(内,死亡者98人,退院者4,606人)となっています。
1 外出禁止
首相府は9日,国内における新型コロナウイルス感染者数の増加に鑑み,改めて今週末も外出禁止にすると発表しました(一部例外を除く)。
具体的な内容は以下のとおりとなります。
(1) 外出禁止期間
6月14日(日)00:00〜6月16日(火)06:00
(2) 対象地域
バクー,ゲンジェ,レンカラン,スムガイトの各都市及びアブシェロン,イェヴラフ,イスマイリ,キュルダミル,サルヤン地区
(3) 措置の内容
以下の例外を除く全ての商業活動・サービスの停止
・首相府が指定する公的機関の活動
・病院及び緊急医療対応施設の活動
・公共社会サービス(障害者施設等)
・公共サービス関連業務(下水道,ガス・石油その他のエネルギー,電気,冷暖房,ゴミ処理等)
・放送・通信
・物資輸送
・不可欠な生産活動
・停止中の商業活動/サービスが必要とする保守
(4) 活動停止の例外分野に従事する者及び車両等以外の外出は原則禁止
(5) 例外的に,以下については内務省緊急電話(102)で許可を取得することで外出可能
・緊急的な医療受診
・近親者の埋葬
(6) 違反は罰則の対象となる。
今回も先週同様一部の例外を除き外出禁止,スーパー等の営業停止となります。食料品や生活必需品の購入はお早めにお済ませください。
なお,今回の発表では,13日(土)は外出が可能となっていますところ,ご参考まで。
(首相府)https://cabmin.gov.az/az/article/885/ (アゼルバイジャン語のみ)
2 特別隔離措置の再延長(7月1日まで継続される措置)
○ 国境封鎖(陸路・空路ともに。貨物便,チャーター便を除く)
○ バクー,スムガイト,ゲンジェ,レンカランへの物流及び医療等必要な場合を除く旅客輸送の禁止
○ 教育機関の休校措置
○ ASAN,DOSTを除く政府機関窓口業務の停止
○ 埋葬を除く宗教的行事,結婚式,婚約式,誕生会等の禁止
○ 全ての大規模行事の禁止
○ 街頭,公道,公園等に11人以上集まることの禁止
○ 遊興施設や遊園地等の閉鎖
○ 映画館,演劇場,スポーツサロン等の文化的施設の閉鎖(博物館,美術館等は解禁)
○ 水煙草
○ バクー,スムガイト,ゲンジェ,レンカランの各都市及びアブシェロン地区でのレストラン,カフェ,喫茶店その他の飲食施設の午後10時から午前8時までの店頭営業の禁止
○ 病人の見舞い
○ スポーツ及び健康維持関連のサービスの停止
○ 浴場やマッサージサロン等の閉鎖
(首相府)https://cabmin.gov.az/az/article/886/ (アゼルバイジャン語のみ)
3 感染状況
9日時点でのアゼルバイジャンにおける新型コロナウイルス感染者数は累計8,191人(内,死亡者98人,退院者4,606人)となっています。
感染者数についてはここ1週間
6/3 325人(累計 6,260人)
6/4 262人(累計 6,522人)
6/5 338人(累計 6,860人)
6/6 379人(累計 7,239人)
6/7 314人(累計 7,553人)
6/8 323人(累計 7,876人)
6/9 315人(累計 8,191人)
と依然として高い水準で推移しています。
邦人の皆様におかれましては,引き続き感染予防措置(マスクの着用,3密の回避,うがい・手洗いの励行等)に留意していただきますようお願い致します。
もし感染した,若しくは感染の疑いが生じた場合は,救急番号(103番)に連絡して所要の処置を受けるとともに,日本大使館にも連絡をお願い致します(連絡先は下記参照)。
【送信元】
在アゼルバイジャン日本国大使館領事班
電 話:+994-12-490-7818
緊急時:+994-50-222-8063
メール:consular@bk.mofa.go.jp