ペシャワール市内で発生した爆発事件に関する注意喚起

【ポイント】

〇 5月11日(月)午前10時20分頃,ペシャワール市内アシュラフロード(ashraf road)上のマーケットエリアにおいて爆発事件が発生し,少なくとも警察官2名を含む5名が負傷しました。

○ 現在までのところ,爆発の原因等についてはテロの可能性も含め,治安機関が捜査中ですが,報道によると仕掛け爆弾による爆発だったとの情報があります。

〇 過去には,ラマダン月期間中およびその前後にテロ事件が発生しており,治安機関ではテロ攻撃に対する警戒を強化しています。最新情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所には出来るだけ近づかないようにして下さい。

【本 文】

1 5月11日(月)午前10時20分頃,ペシャワール市内アシュラフロード(ashraf road)上のマーケットエリアにおいて,爆発事件が発生し,少なくとも警察官2名を含む5名が負傷しました。

2 現在までのところ,爆発の原因等についてはテロの可能性も含め,治安機関が捜査中です。また報道によると仕掛け爆弾による爆発だったとの情報があります。

  現在のところ,邦人を含めた外国人被害は確認されていないとのことですが,爆発により少なくとも警察官2名を含む5名が負傷したとの情報があります。

3 つきましては,在留邦人の皆様におかれましては,以下の注意事項を参考に,ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただきますようお願いします。イスラム教において神聖な月とされているラマダン月には引き続きテロ等の発生に警戒する必要があります。

 特に,不特定多数が集まる場所は,事件に巻き込まれるリスクが高まることから,そのような場所への不要不急の立入りについては出来るだけ控えていただき,やむを得ず立ち入る必要がある場合には,以下の内容を参考に,滞在時間を極力最小限とし,不審な点を感じた場合には直ちにその場から離れるようお願いします。

(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし,安全な行動を心掛ける。

(2)攻撃の標的となりやすい場所(政府機関,軍・警察等治安当局施設(含む車両),検問所,宗教関連施設,宗教行事開催場所,報道機関等)には出来るだけ近づかないようにし,その他の場所(有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設,レストランやマーケット等)での用事についても,短時間で効率的に行なうように心掛け,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れるようにする。

(3)抗議活動や集会が行われている場所には,決して近づかない。

(4)移動途中等に集会等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れる。

(5)喧嘩やトラブルとなっている場所から速やかに離脱する。

4 なお,上記注意点以外にも,当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので,そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C226.html

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には,万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え,必ず在留届を提出してください。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)