【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(5月10日現在)

●報道によれば,アルゼンチン国内では6034名(昨日から258名増(アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数,うち305名の累計死亡者数,1757名の累計治癒数が報告されています。

●なお、当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)(DNU408/2020)が5月24日まで延長されることが発表されました。ブエノスアイレス市においては外出時にマスク等で口元を覆うことが義務づけられており,違反した場合には罰金が科せられますのでご注意ください。

●短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,強制隔離およびそれに伴う国内移動制限の長期化,国際便の減少を念頭に,出国を希望する場合には各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。

1 報道によれば,アルゼンチン国内では6034名(昨日から258名増(アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数,うち305名の累計死亡者数,1757名の累計治癒数が報告されています。

2 強制隔離関連(報道)

 本10日午前,保健省は定例の記者会見において,ブエノスアイレス市の貧困人口が密集する地区において,累計519名の感染例があることを発表しました。これは,同市の全累計感染者(1796名)の約29%に相当します。また,貧困街ビジャ31内,ムヒカ・デ・レティーロ地区のPCR検査数に対する陽性者率は特に高く,約67%に上るとのことです。これらの地区では,衛生レベルが低く,また,生活のために日々労働に出なければならない環境から,厳密に強制隔離を遵守できていなかったとされています。保健省では,同地区で感染を抑制する重要性から,集中的にウイルス検査を行うDetectarプログラムを他の地区にも拡大する予定と報じられています。

3 強制隔離およびそれに伴う国内移動制限 の長期化が見込まれ,見通しも不透明であるとともに,国際航空会社の多くが減便をしている現状から,短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,マスクの着用, 手洗いやうがいの励行などの感染予防に努めるとともに,出国を希望する場合には,各交通機関の運行状況等について最新の情報の収集に 努めてください。(以上)