新型コロナウイルス関連(ベナン政府閣僚の発言)

・26日,ワダニ経済・財務相及びウンパティン保健相は,国営テレビ放送局(ORTB)の特別番組に出演し,5月10日を期限として実施中の新型コロナウイルス対策措置に関し,「ベナン政府は5月11日をもって国民生活を通常に戻す予定である。」等と発言しました。

1.経済・財務相

(1)政府は,これまでに250億CFAフラン以上を対策に投入してきた。我々のように貧しい者は,早急に仕事に戻れるよう,できる限りを尽くさなければならない。しかし,国家は単に職場に戻すのではなく,一人ひとり,全員に安全を保障しなければならない。

(2)5月11日以降,学校は再開され,我が国は通常生活に戻る予定である。

(3)もちろん,魔法の杖で新型コロナウイルスが瞬時に消える訳ではない。

(4)各種予防措置を遵守しつつ,我々はこの感染症と共生することを学ばなければならない。これは我々が,既にマラリアと共生することを学んだのと同様である。

2.保健相

(1)我々には解決策があり,数字(感染者等)を恐れてはいない。

(2)国内12県全てに検査所があるおかげで,ベナンの検査能力は最大一日16,000件である。診断を全国各地に展開(分散化)させることに成功した。これによって,新型コロナウイルスの症状を示す人々と同様に,普通の疾病の患者も適時に治療を受けられるであろう。

(3)人々の中に,新型コロナウイルスの疑い症例を認めた場合,直ちに,我々はクロロキンを使用した予防的治療を開始する。

(4)教育機関の教師に対し,一斉に検査を実施し,陽性の場合には治療を受けさせることを決めた。これにより,子女を学校へ通わせる親を安心させることになろう。

(5)政府は,クロロキンを用いて化学的防除の手法を導入し,新型コロナウイルス患者と接触する可能性のある医療関係者等にクロロキンを所持させることにした。

(6)患者との接触者,または,新型コロナウイルス接触した対象者は,もれなくクロロキンを一定期間服用することにより恩恵を受ける一方,流行の阻止にも繋がるであろう。

(7)他方,クロロキンを予防薬として使用することは避けて頂きたい。政府としては,未だ予防薬としての使用認可は考えていない。

3.今後ベナン政府は詳細を発表するものと見込まれますが,ベナンに滞在中の邦人の皆さまには,以下の点につき,引き続きご協力をお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の予防対策の励行,健康管理に努める。

ベナン政府の措置,対策を遵守する。

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