4月30日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。
1 感染者数
●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は251名です。
●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は3,356名です。
●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。
(1)アルマティ市:926名(+102名)
(2)ヌルスルタン市:639名(+23名)
(3)クズルオルダ州:198名(+11名)
(4)シムケント市:192名(+3名)
(5)カラガンダ州:149名(+7名)
(6)西カザフスタン州:146名(+16名)
(7)アルマティ州:138名(+16名)
(8)アティラウ州:135名(+4名)
(9)パヴロダール州:129名(+7名)
(10)トゥルケスタン州:124名(+0名)
(11)ジャムブル州:123名(+7名)
(12)アクモラ州:99名(+1名)
(13)アクトべ州:65名(+44名)
(14)コスタナイ州:49名(+4名)
(15)マンギスタウ州:48名(+3名)
(16)北カザフスタン州:30名(+0名)
(17)東カザフスタン州:20名(+3名)
その他:死亡者25名(+0名),快復者858名(+60名)
2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。
(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。
(1)感染者数について
●エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は,国内のコロナウイルス感染者増加率が直近一週間全体で8%から5.5%に2.5%低下したと述べました。他方,同医師は,州ごとでは感染増加率が0〜40%とバラバラであり,感染の傾向に波状の特徴があることを指摘しました。
●キシコヴァ・ヌルスルタン市公衆保健局長は,ヌルスルタン市での外国人のコロナウイルス感染状況につき,これまで7名の外国人の陽性が確認され,国籍は米国,アフガニスタン,ロシア及びウクライナであり,うち5名が退院したと発表しました。
(2)病院・治療・防疫等対応について
●27日に発表された非常事態体制の延長について,トカエフ大統領は29日,非常事態体制を5月11日00時00分まで延長することを内容とする大統領令第310号に署名しました。
●ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師は,同市ではPCR検査のためのラボが6か所あり,同市における1日当たりのPCR検査回数が2,500〜3,000回に達するであろうと述べました。
(3)その他
●29日,マミン首相の主宰により非常事態体制確保国家委員会会合が開催されました。主な決定事項は次のとおりです。
1)5月4日から,全ての州で,以下の分野の企業活動が再開されます。
・500平米以下の食料品以外の商店(17時まで)
・写真店,花屋
・理髪店(予約制)
・医療センター(予約制)
・歯科(予約制)
・不動産業,広告代理店,弁護士,公証人
・マイクロクレジット団体,保険企業,質店,両替所
・情報コミュニケーション技術に関する企業
2)5月4日から,路上でのスポーツ活動及びトレーニングが許可されます。
3)5月4日から,ヌルスルタン及びアルマティから,クズルオルダ,ペトロパヴロフスク,ウスチ・カメノゴルスク及びセメイへの航空便が再開されます。フライトは,乗客を少人数とし,機内で離れて着座する形で実施されます。
●バイガブロフ交通担当国家主任衛生医師は,5月11日に予定される非常事態体制解除後も,航空機の搭乗に当たりコロナウイルスPCR検査の陰性証明書(スプラフカ)(原文のまま)が必要とされる見通しを示しました。同医師は「航空旅客が提示しなければならない証明書は,検疫解除後であっても引き続き必要とされるであろう。なぜなら,我が国での状況はまだ安定していないからである。観察の結果,乗客及び乗員に感染者が確認されなくなれば,我々は証明書の所持を含め,基準を再検討するだろう」と述べました。また同医師は,乗客同士の距離を保つため搭乗率を60%までとすること,搭乗に当たり子どもの乗客も証明書が必要となると述べました。
●ヌルスルタン国際空港は,ターミナルにアクセスするための規則を発表しました。主な内容は以下のとおりです。
・ターミナル2(国内線ターミナル)への進入は,有効なCOVID-19のPCR検査陰性証明書(原文のまま)を所持している乗客のみ認められる。
・ターミナル内での見送りは禁止される。子どもを搭乗させるために見送りに来た親,障がいをお持ちの方の搭乗手続きに同伴する方も,ターミナル内への進入には陰性証明書が必要である。
・ターミナル内で乗客はマスク及び手袋を装着しなければならない。
●ヌルスルタン市は29日,航空機搭乗に必要なPCR検査(原文のまま)の受診申込みが,市民向けアプリ「Smart Astana」を通じて行えると発表しました。
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。
(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047