●8日,ヨルダン政府は10日(金),11日(土)の二日間を,3日(金)同様,全ての店舗を閉鎖する厳格な外出禁止措置を実施すると発表しましたので,週末は外出しないよう,注意願います。
●8日,防衛令第6号が発出されました。これは外出禁止令期間中(3月分)の労働者の給与の取り扱い,今後のテレワーク等につき規定したものですが,詳細は追って労働省から発表されるとのことです。
●8日,アンマン市内で5名の新たな感染が確認され,ヨルダン国内における感染者数の累計は358名となりました。
4月8日(水)の記者会見で,ヨルダン政府は次のとおり発表しました。
1 48時間の包括的外出禁止令
アダーイレ・メディア担当大臣は記者会見で次のとおり発表しました。
9日(木)深夜12時(10日(金)午前0時)から11日(土)深夜12時(12日(日)午前0時)までの48時間に亘る包括的外出禁止措置を実施する。
なお,官民の医療従事者,感染症対策チーム,特定された政府関係者あるいは基幹産業の職員等は例外となる。12日午前10時から通常の状態に戻ることになる。
2 国家政策会議会合・経済対策
アダーイレ・メディア担当大臣は記者会見で次のとおり発表しました。
(1)本8日(水),アブドッラー国王は,国家政策議会会議を主催し,以下の点について指示をした。
・この危機が中小企業及びその従業員に与える被害に歯止めをかける手段の検討。
・経済不況に立ち向かう上で不可欠となる措置をとるために民間と連携。
・厳格な健康予防措置を採った上での,製造業及びサービス業の段階的な経済活動の再開。
(2)これに呼応する形で,同8日夜,ラザーズ首相は,防衛令第6号を発出(外出禁止令期間中(3月分)の労働者の給与の扱い,今後のテレワーク等につき規定。詳細は追って労働省から発表されるとのこと)。
(3)政府は,手工業等の専門性を有する職業従事者からの経済活動再開要請への対応策を検討中であり,国家感染症委員会の決定に従うこととなる。
3 その他関連報道
報道によりますと,緊急病棟の医師1名及び3名の感染が判明したことを受けて,アンマン外科病院が閉鎖されました。
4 ヨルダン国内における感染状況等
ジャーベル保健大臣は記者会見で次のとおり発表しました。
(1)8日(水)に,アンマン市内で5名の新たな感染を確認した。その大部分は,感染者との接触による。ヨルダン国内における感染者数の累計は358名となった。
(2)8日(水)に確認された回復者は12名であり,回復者数の累計は150名。
(3)慢性疾患で治療が必要な国民がいることを認識しており,保健省は,電子システムを立ち上げ,病院に通院することなく,慢性疾患のための薬を受領できるようにした。
本情報は,当局が公式に発表した最新情報を中心に掲載しており,今後変更があり次第連絡いたします。
いずれにしても,外出禁止令は引き続き出されていますので,これを遵守して頂くようお願い致します。
まずは,一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には,石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い,できる限り混雑した場所を避けてください。また,十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
さらに,人込みの多い場所は避けるとともに,屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい。
外務省海外安全ホームページ
(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111
在ヨルダン日本国大使館
領事・警備班:担当 入江 及び 田口
TEL:962−6−5932005
FAX:962−6−5931006
P.O.Box.2835 Amman 11181 Jordan
consular@am.mofa.go.jp