在留邦人の皆様へ:ヌルスルタン市における食料品の購入制限に関する同市幹部発言(3月19日)

 3月19日配信「vlast.kz」は,本19日からヌルスルタン市において食料品の購入に上限が設けられる旨報じているところ,以下のとおりです。

1 ベクムィルザエフ・ヌルスルタン市投資・企業発展局長は19日,大統領付属中央通信局での記者会見において,本19日からヌルスルタン市住民は一人当たり粉類・穀類5キログラム以上,食用油5リットル以上等の購入が認められなくなると述べた。

2 同局長が繰り返したとおり,首都における検疫のため,ショッピングモール,市場,商店及びショッピングセンターといった全ての主要な施設は,食料品店及び薬局を除き閉鎖される。これに当たり上記施設では:

(1)通常の体制で間断なく営業を確保し,

(2)衛生・消毒対策を強化し,

(3)客が行列する際,1メートル以上の距離を確保し,

(4)社会的に重要な食料品及び生活必需品の根拠なき価格上昇を防ぎ,

(5)米,小麦粉,砂糖等の粉類・穀類,パックされた干しアンズ及び干しぶどう等の干し果物を含み,野菜類及び果物類を除いた,全ての食料品を確保しなければならない。

3 同局長は,「粉類・穀類の販売は,一人一回の購入当たり5キログラムまでに制限される」と表明した。同局長は後刻,「本19日時点で,商業チェーンにおいては,1回の購入当たり,食用油5キログラム,粉類・穀類(砂糖,小麦粉,挽き割り穀類)5キログラムまでの制限が行われている。商品の種類ごとに,1回の購入において5キログラムを超えてはならない」と確認した。

4 また同局長は,本19日時点で市内には48,000トンの食料品の備蓄があり,これは通常の消費量の約1か月分に当たることを述べた。

5 同局長は,「我々は各地方及び農場から,食品をヌルスルタン市へ直送することで合意した。野菜類については,供給者と,公社を通じて,逆方向のメカニズムにより合意している。合意のために1兆テンゲが追加的に割り当てられ,野菜類については価格が10月1日まで固定されるであろう。野菜約14,000トンである。また昨年,我々は8,000トンの小麦粉を調達した。これは1年間に十分な量である。従ってパンの価格も95テンゲ以上に上がることはないだろう」と約束した。

6 同局長はまた,今後数日のうちに,社会的に重要な商品の上限価格が設定されるだろうと述べた。

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047