●3月17日付保健省令により,パラオにおける「回避できない緊急事態」が宣言され,新型コロナウイルス感染地域からパラオに渡航するすべての旅行者に対し,14日間の自己隔離措置が義務づけられました。
●パラオ発着便の運休または減便,パラオ渡航に際する経由地での検疫措置強化のほか,パラオ国内で50人以上の集会自粛要請がなされるなど,パラオへの渡航やパラオ国内での活動に影響を与える動きが相次いでいます。
●今後,パラオで初の感染事例が発生することも念頭に,パラオ発着便の動向,経由地での検疫措置の強化及びパラオ国内での規制に関する最新情報を確認するとともに,感染予防に万全を期してください。
1 感染地域からの旅行者に対する14日間の自己隔離措置の義務づけ
3月19日時点でパラオ国内では新型コロナウイルスの感染事例が発生していませんが,3月17日,パラオ保健省は,パラオの近隣地域であるグアムを含め,世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大している現状を踏まえ,パラオにおける「回避できない緊急事態(unavoidable emergency)」宣言(憲法に規定のある大統領による緊急事態宣言ではない)を発令しました。同宣言を発表する保健省令によれば,新型コロナウイルス感染地域からパラオに渡航するすべての旅行者に対し,14日間の自己隔離措置(self- quarantine)を義務づけるとされています。日本からパラオに渡航される方は,この措置の対象になりますので,ご注意ください。なお,「自己隔離」内容について当館が保健省に確認したところ,できる限りホテルまたは居
所に留まり,パラオ国内での移動を制限することが求められるとのことです。また,14日以内の短期滞在であれば,自己隔離の期間はパラオ出国までとなるとのことです。
2 パラオ発着便の運休または減便
パラオを発着する定期航空便の運休または大幅な減便が航空会社から発表されています。3月19日正午時点で当館が把握している情報は以下のとおりですが,今後変更の可能性がありますので,最新の情報については,必ず航空会社等にお問い合わせください。
・パラオ−グアム(ユナイテッド航空):3月24日のパラオ発便を最後に5月3日まで週1便(木:グアム発,金:パラオ発)に減便
・パラオ−台北(チャイナエアライン):3月22日から4月30日まで運休
・パラオ−ソウル(アシアナ航空):3月26日から4月19日まで運休
・パラオ−ソウル(大韓航空):3月15日から3月28日まで運休
・パラオ−マニラ(ユナイテッド航空):3月21日から4月30日まで運休
日本からパラオに渡航する際の主な経由地であるグアムと台湾において,検疫措置が強化されています。パラオへの渡航に影響を与えるおそれがありますので,これらの地域を経由してパラオ渡航を計画されている方は,以下のホームページ等から必ず最新の情報を入手するようにしてください。
https://www.hagatna.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000247.html
・日本台湾交流協会(新型コロナウイルス感染症に関する最新情報)
https://www.koryu.or.jp/tabid2169.html
4 上記1以外のパラオ政府による措置
(1)3月17日付大統領令にて,中国本土,香港及びマカオからの航空便の運航停止期間及びクルーズ船のパラオへの寄港制限期間が4月30日まで再延長されました。
(2)上記1の3月17日付保健省令において,パラオにおける50人以上の集会の開催自粛が要請されました。同日付大統領指示により,50人以上の集会自粛を要請する期間は3月18日から5月30日までとされました。
(3)3月18日,教育省は,3月23日から4月3日までの間,国内のすべての学校を休校にする計画を発表しました。
(4)今後,パラオで初の感染事例が発生することも念頭に,パラオ発着便の動向,経由地での検疫措置の強化及びパラオ国内での規制に関する最新情報を確認するとともに,感染予防に万全を期してください。
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【問い合わせ先】
在パラオ日本国大使館領事班
電話:(+680)488-6455/6456 FAX:(+680)488-6458
メール: jpembassy.palau@kx.mofa.go.jp
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