(バヌアツ,キリバス,ツバル及びナウルにお住まいの皆様及び渡航中の皆様宛てにも参考までに送付させていただいております。)
在フィジー日本国大使館
3月19日,フィジー政府は,フィジー国内における初の感染事例の発生を受け,新型コロナウィルスの感染予防措置について,規制内容を以下のとおり更新し,明日3月20日(金)午前0時より実施します。特に,詳細以下のとおりグレーターラウトカ地区にお住まいの皆様への行動規制が含まてますので留意してください。
原文:
1 3月19日早朝,フィジーで初めての新型コロナウイルス(COVID−19)が確認された。本件については,我々は想定して何ヶ月も準備をしてきており,確実な対応をしている。
2 患者はラウトカ病院で火曜日に検査を受けた。患者には,緊密な医療体制が敷かれており,安定的な状態である。同感染例は,彼が海外で感染したものであり,フィジー国内での現地感染例は未だ引き続きゼロである。
3 保健・医療サービス省の専門チームが,同患者と濃厚接触のあった全ての関係者の特定を直ちに開始しており,現在,同関係者は隔離されている。同専門チームには,軍及び警察も協力して対応に当たっている。
4 世界中に拡散してパンデミック宣言が発出されたのを継続的にモニタリングしてきたことにより,フィジーでの大規模なアウトブレークを防ぐために,今,我々は何をしなければならないか明確なアイディアを得ている。
5 今晩未明より,入国規制は,過去14日間以内に,中国本土,イタリア,イラン,スペイン,韓国に加えて,米国及び英国を含む欧州の滞在者にも拡大する。同じく,今晩未明未明より,全ての海外からのフィジーへの入国者に対して,14日間の自己隔離を要求する。
6 感染例が確認されたラウトカにおいては,最も厳格な国内移動制限を課す。今晩未明から,グレーターラウトカ地区では,更なる通知をするまで全ての学校及び不必要な業務を閉鎖する。銀行,スーパーマーケット,薬局等の必要な業務は引き続き営業を継続する。必要な業務には,航空救助,航空管理,民間航空,通信,食品及び衛生製造工場,電力,緊急,消防,医療,病院,灯台,気象,鉱水,換気,衛生,燃料及びガス配給,ゴミ収集,交通,水・下水を含む。
7 原則的に,グレーターラウトカ地区の住民は同地区に留まることとし,同地区外の人々は同地区への移動を禁ずる。
8 また全国で,宗教やスポーツ行事を含めて20人以上の集会を即時に禁ずる。
9 現時点でラウトカ以外では,業務,交通,学校等は引き続き継続するが,全てのフィジー人は不必要な移動を避けるべきである。ナイトクラブ,ジム,映画館,プール,娯楽的な接触のあるスポーツ活動は,個人的な空間確保が殆ど不可能であるため,フィジー全国において直ちに閉鎖及び中止すべきである。
10 各地区に発熱クリニックを設置し,ヘルスセンターを訪問する他の患者から発熱患者を遠ざける。
11 これら全ての措置は14日間で見直すが,感染状況が拡大し必要な場合には,それ以前に措置をさらに強化する。
12 全てのフィジー国民に,手洗いの励行と,できる限りお互いに2メートル以上の距離の確保することを慫慂するとともに,老人ホームや刑務所や病院へのお見舞いを慎むことを求める。
13 フィジーは,食料が豊富で,掃除・衛生用品を国内製造しており,海外からの輸入も停止しないので,マーケットでの物資の大量購入は必要ない。
○万が一感染の疑いがある場合には,病院やクリニックで受診する前に,以下地域別相談窓口に連絡して指示を仰いでください。フィジー国内において在留邦人の感染事例又はその疑いのある情報に接した場合には,大使館に連絡してください。
中部地区:2219905
東部地区:2219906
西部地区:2219907
北部地区:2219908
○ナンディ国際空港において離発着する国際線及び国内線の一部欠航が相次いでおり,今後更なる欠航や減便が予想されています。航空便の運航状況は極めて流動的であり,航空便の利用を予定している方は,必ず航空会社から最新情報を入手するようにしてください。また,経由地における入国制限措置などについては,次項を参照してください。
(1)フィジー航空:https://www.fijiairways.com/en-fj/
(2)カンタス空港:https://www.qantas.com/au/en.html
(3)バージン航空:https://www.virginaustralia.com/au/en/
(4)ニュージーランド航空:https://www.airnewzealand.co.nz/
○各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
※本情報は,当局が公式に発表した情報を中心に掲載していますが,新型コロナウィルスをめぐる各国の対応策は極めて流動的ですので,本情報の内容から更に変更されている可能性もあります。これらの国への渡航を検討される際には,各国当局のホームページを参照する他,在京大使館に確認する等,最新の情報を十分に確認してください。
在フィジー日本国大使館(領事・警備班)
住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji
電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)
FAX:(679)330-2984
メール: ryoji.fiji@fj.mofa.go.jp
ホームページ: http://www.fj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
フェイスブック: https://www.facebook.com/Embassy-of-Japan-in-Fiji-1977180959233388/