バルセロナ市シウターベジャ区における首絞め強盗未遂事件の発生（2/24）

●2月24日（月），バルセロナ市シウターベジャ（Ciutat Vella）区で，邦人に対する首絞め強盗未遂事件が発生しました。

●人通りの少ない時間帯，場所における外出を避けてください。

●外務省からスポット情報（バルセロナ市における治安悪化に関する注意喚起）が発出されています。

１　事件概要

（１）2人組の犯人のうち１名が，2月24日（月）午前1時頃，バルセロナ市シウターベジャ区ラバル（Raval）地区の路上を歩行中の邦人男性に対し，後方からいきなり首を絞めてきました。

（２）邦人男性は，犯人の手を振りほどくなどしたことから，犯人の2名は現場から逃走し奪われた物はなく未遂に終わったものの，首を絞められるなどした際に擦り傷を負ったとのことです。

（３）なお，邦人男性は，バッグやリュックサック等を所持せず，また，スマートフォンなどはズボンのポケットに入れ，手ぶらで歩行していたところを被害に遭ったとのことでした。

２　防犯対策

（１）人通りの少ない時間帯（早朝，夜間等）や場所における外出を避ける。

（２）財布やスマートフォン等の貴重品は，できるだけ人目につかない場所で出し入れし，周囲に不審な人物がいないか注意を払う。

（３）犯人が凶器を所持している可能性があるので，絶対に抵抗せず，生命を守る行動を優先する。

（４）旅券等の貴重品は，マネーベルト等に入れて携行する。

（５）海外旅行保険に加入しておく。

３　参考

スポット情報「バルセロナ市における治安悪化に関する注意喚起」

４　その他

（１）昨年から，邦人の方が怪我を負う強盗致傷事件や，ひったくり事件が増加するなど，犯行態様が手荒くなっているため，ご注意ください。

（２）昨年末に，シウターベジャ区ゴシック（Gotic）地区においても，今回と同様の首絞め強盗事件が発生しています。

（３）今回は，スマートフォン等の貴重品を手に持っていなくても被害に遭っており，人通りの少ない時間帯，場所等を1人で通行している方を無差別に狙っている可能性があります。

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