【注意喚起】新型コロナウイルスについて（その１０：症状及び予防策）

新型コロナウイルスの症状及び予防策等についてご案内致します。

（１）咳，くしゃみなどの飛沫により感染するとされており，人混みを避け，石けんによる手洗い，アルコール剤による手指消毒，換気の励行する等予防に努めることが極めて重要です。空気感染はしないとされています。

（２）新型コロナウイルス感染症は，ウイルス性の風邪の一種で，発熱やのどの痛み，咳が長引くこと（１週間前後），強いだるさ（倦怠感）などが特徴です。感染から発症までの潜伏期間は１日から１２．５日（多くは５から６日）と言われています。

（３）風邪やインフルエンザでの場合、通常は発症後３から４日までが症状のピークで、その後改善傾向がみられますが、新型コロナウイルス感染症では症状が長引くことが特徴です。４日を過ぎても発熱が続いたり、息が苦しい、呼吸器症状が悪化するといった症状が見られた場合には肺炎の合併が疑われるため，新型コロナウイルス感染症に対応可能な医療機関にご相談される事をお勧めします。

（４）高熱や呼吸困難がみられ場合には肺炎の合併を疑われるため，上記期間にかかわらず速やかに新型コロナウイルス感染症に対応可能な医療機関に相談する事をお勧めします。また，高齢の方や基礎疾患のある方は重症化しやすく，２日以上上記（３）の症状が続く場合には新型コロナウイルス感染症に対応可能な医療機関に相談して下さい。感染が疑われる場合には，周囲に飛沫による感染を広げないため，必ずマスクを着用して下さい。

（５）新型コロナウイルスに感染しても多くの人は無症状や軽症で経過すると考えられています。軽症の場合には，おそらく咳，のどの痛みなどの風邪症状を呈し，この場合には１週間ほどで症状が軽快します。特に治療の必要はなく、自宅で安静にしておくことで十分です。ただし、新型コロナウイルスに感染している可能性があり，周囲への感染の恐れがあるので，出勤せず自宅待機とし，家族など身近な方への感染に気を付け、マスク着用、周囲のご家族等も含め，こまめな手洗い・手指消毒や換気を心がけて下さい。

　なお，一般の方向けの情報，オフィスでの感染予防のあり方についての情報はこちらです（https://plaza.umin.ac.jp/jstah/pdf/coronavirus03.pdf）。

（６）また，イラン厚生省は，新型コロナウイルス感染症についての電話相談窓口を設けています（電話番号：１９０（ペルシャ語））。

２　引き続き新型コロナウイルスにつきましては流動的であることから，最新情報を入手するとともに，以下を参考に感染予防に努めて頂くよう，お願い致します。

（１）アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目，鼻，口などに触れる前に手洗いをする。

（２）咳やくしゃみがあるときはマスクを着用して鼻と口を覆う。マスクがない場合は，咳やくしゃみのときに手で抑えず，口と鼻をティッシュなどで覆い，手洗いを行う。

（３）不特定多数の人と密閉された屋内で会うことを可能な限り避け，体調不良のときは外出を控える。

ア　新型コロナウイルスを防ぐには

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf

イ　一般的な感染症対策について

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf

（２）国立感染症研究所ホームページ

https://www.niid.go.jp/niid/ja/