【緊急】偽警官と思われるものによるカージャック事案の発生(リンポポ州R36道路)

●邦人旅行者が,深夜レンタカーでリンポポ州R36道路を走行し,途中路肩で休憩していたところ,警察官のような服装をした男2名に職務質問と称して車内を物色され,さらに金銭等を要求されて抵抗したところ,平手で数回殴られ,ナイフや銃器で脅され,金銭やカメラを強奪される事件が発生しました。

●当国では夜間の走行や道路での休憩は危険が伴いますので,長距離移動はなるべく日中に行うこと,休憩はなるべく短時間にとどめガソリンスタンドを活用するなど安全対策を講じてください。

●なお,犯罪に巻き込まれた際には,生命を優先して抵抗しないようにしてください。

1 22日(水)午前1時頃,リンポポ州のクルーガー国立公園からレンタカーを利用して移動していた邦人旅行者が,同州内のR36道路の路肩で休憩していたところ,警察官のような服装をした男2名に職務質問と称して車内を物色され,さらに金銭等を要求されて抵抗したところ,平手で数回殴られ,ナイフや銃器で脅されるなどして,金品やカメラを強奪される事件が発生しました。

  当該邦人は同州内ホテルを予約しており,同ホテルに到着後,レイトチェックインをしようとしましたが,従業員が不在だったため,ホテル宿泊を断念し,次の訪問先であるボツワナに向かうこととし,車両移動中に疲れを感じて路肩で2時間ほど休憩することとしたものです。なお,宿泊予定であったホテルは,連絡先もありレイトチェックインも可能であるとのことでしたが,実際には従業員や連絡先に連絡しても応答がなかった由です。

2 つきましては、以下の点に留意して安全対策を講じるようにしてください。

(1)当国内は,郊外であっても夜間の運転は犯罪リスクが高まります。また,夜間は,車両も人も少なくなることから,車両トラブルや事故についても救援体制が脆弱になりますので,なるべく日中に移動するように心がけて旅行プランを検討してください。

(2)車両での長距離移動する場合は,無理な移動とならないように時間に余裕のあるプランを検討し,疲れを感じた場合には,休憩はなるべく短時間にとどめ,ガソリンスタンド等安全な場所を選定してください。

(3)郊外のホテルは,従業員が早い段階で帰宅したり,指定される電話番号に連絡しても応答がなかったりする場合もありますので,なるべく日中にチェックインするようにするか,前もって電話でチェックイン時間を連絡するようにしてください。

(4)万が一,犯罪に巻き込まれた場合には,生命を優先して抵抗しないようにしてください。

3 万一、事件・事故等に巻き込まれた場合は、その概要を在南アフリカ日本国大使館に連絡してください。

【問い合わせ先】

南アフリカ日本国大使館

 HP:http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 住所:259 Baines St, Cnr Frans Oerder St, Groenkloof, Pretoria

 電話:+27 12 452 1500 領事・警備

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