ポイント
●3日(日)より抗議行動が再開しています。また、12日以降道路封鎖や交通妨害が再開しています。政府に対する大規模な抗議行動や道路封鎖等は長期化する可能性があります。
●12日夜にはベイルートで行われた抗議行動では国軍兵士の発砲により死者が出ています。
●抗議活動に遭遇した場合は決して近づかず、速やかにその場を離れるようにしてください。道路が突発的に閉鎖される可能性もあります。特に空港を利用される方は事前に航空会社の運行情報や道路情報等を確認し、時間にゆとりをもって行動されるようお願いします。
●十分な金額の当座の現金を手元に置く、ガソリンや医薬品等の日用必需品を確保する等の予防策を取ることをご検討願います。
本文
●17日(木)夜以降続いてきた国内各地の大規模な抗議行動は、30日(水)午後以降概ね沈静化していましたが、3日(日)以降も、ベイルート中心部のダウンタウン地区や国内各地において政府に対する抗議行動が再開しています。12日夜には、アウン大統領のテレビインタビューでの発言を受けて、国内各地で抗議行動や道路封鎖等が活発化した中で、国軍兵士の発砲により抗議行動参加者に死者が出ています。
●ハリーリ首相の辞任後、現時点までに、アウン大統領による次期首相候補指名に向けた議会議員等との協議はまだ行われておらず、新政府の発足に向けた取り組みが進んでいないことから、今後も、政府に対する大規模な抗議行動や道路封鎖が長期化する可能性があります。
●11月12日にゼネスト及び大規模な抗議行動並びに道路封鎖の呼びかけが行われたことを受けて、12日は銀行職員がストライキを行ったため国内の銀行が休業した他、大学・学校も休校となりました。14日もストライキの続行が発表されています。
●抗議活動に遭遇した場合は決して近づかず、速やかにその場を離れるようにしてください。道路が突発的に閉鎖される可能性もあります。特に空港を利用される方は事前に航空会社の運行情報や道路情報等を確認し、時間にゆとりをもって行動されるようお願いします。
(ベイルート国際空港のHP)
https://www.beirutairport.gov.lb/
●国内の銀行は、ATMでの現金引き出しの限度額が引き下げられたり、レバノン・ポンドから米ドルへの換金や国外への送金が制限されています。道路封鎖と物流の停滞が長期化すれば、今後、食料品等の日用必需品やガソリン等の調達に支障が生じるおそれもあります。十分な金額の当座の現金を手元に置く、医薬品やガソリン、日用必需品を確保する等の予防策を取ることをご検討願います。
●在レバノン日本国大使館の来館者用駐車場が交通規制のため利用できなくなり、来館者の方に対して通常とは異なる経路でのお越しをお願いすることになる可能性があります。来館される方におかれては以下の来館案内をご確認願います。
(抗議活動に伴う道路封鎖時における在レバノン大使館への入館経路ついて)
https://www.lb.emb-japan.go.jp/files/000530279.pdf
また,邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合には,大使館にご一報ください。
その他不明な点等がございましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
【問い合わせ先】
在レバノン日本国大使館
代表電話番号:+961-1-989751〜3
領事直通:+961-1-989856/01-989855
領事携帯:+961-3-366018/03-345977
領事緊急:+961-3-362540
FAX番号:+961-1-989754
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