・コンゴ民主共和国からウガンダに渡航した9歳の少女がエボラ出血熱と確認されました。
・予防のための留意事項を再度確認して下さい。
ウガンダ保健省が29日に発表したところでは、この少女は28日、母親と一緒にコンゴ民主共和国からウガンダに入国した。少女は高熱や脱力、発疹、説明のつかない口の出血などの症状があり、ムポンドゥエ(Mpondwe)国境検問所で検査を受けエボラ出血熱への感染が確認された。
少女は現在、ウガンダの国境地区にあるカセセ(Kasese)の病院で隔離されているという。
在留邦人・旅行者の皆様は下記注意事項を参考にして下さい。
・エボラウイルスは、発症者の体液・分泌物・吐物・排泄物などと接触することで感染します。未発症の人は血液や体液にウイルスが出ていないので感染源となりません。ウイルスは飛散しにくい形状なので、通常、空気感染は起こりませんが、飛沫(しぶき)を直接浴びた場合には感染する可能性があります。また、壁や机に付着した体液に触れるなど、予想もしないところが感染源になることがあります。一般には病院で感染が起きやすいことが指摘されています。また、病人を隠して看病している家屋、伝統的な葬儀に行かないことで感染リスクを減らすことが出来ます。職場の従業員、私用の運転手やベビーシッターなどの体調にも注意しておきましょう。
・石鹸を使った手洗いはエボラ予防に有効です。十分に泡立て30秒以上丁寧に洗って下さい。外出先ではアルコール手指消毒液を利用すると良いでしょう。住宅や事務所の玄関や車両内にもアルコール手指消毒液を常備しておきましょう。不潔な手指で、目や鼻などの粘膜あるいは皮膚の傷口に触らないようにしましょう。
・ウガンダ保健省は、DRCと国境を接する各県だけでなく、空路・陸路で人の往来が多い首都カンパラやワキソ県もエボラ出血熱が持ち込まれるリスクが高いと考えています。診断される前のエボラ出血熱患者と接触することがないように遠距離バスは出来るだけ避け、利用する場合は、体調が悪い乗客の近くに座らない、吐物などに触らない、マスクや手指消毒液を持参するなど注意して下さい。
・2014年に始まった西アフリカでのアウトブレイクの際、現地では発熱のある患者の診察を断る医療機関が増え、食中毒やマラリアなどの一般の診療を受けることが困難となり、在留邦人は不安を抱えて生活しました。日頃から体調管理に努め、インフルエンザなどのワクチン接種も受けておきましょう。マラリアは発症早期のエボラ出血熱と症状が紛らわしいとして、発生国のスタッフにマラリア予防薬を内服させる医療系NGOもあります。
・現在のところ、ウガンダ国内で本件からの二次感染は報告されていませんが、引き続き関係情報に注意を払って下さい。
お問い合わせ先
○在ウガンダ日本国大使館
住所:Plot No.8, Kyadondo Road, Nakasero, Kampala, Uganda.
(P.O.Box 23553 Kampala, Uganda)
電話:0312-261-564〜6,
領事部メールアドレス:ryoji@kp.mofa.go.jp
ホームページ: http://www.ug.emb-japan.go.jp/index_j.htm
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