●11月5日、ウガンダ保健省より最新の「エボラ出血熱関連情報」が発表されました。
●それによりますと、10月15日にムセベニ大統領が発表した、感染拡大防止のための「21日間の措置」について、11月5日より「さらに21日間延長」されます。
●首都カンパラ市における状況に変化はなく、引き続き行動制限はありません。
●これまでに「陽性」が確認されたのは「132人」、その内訳は「回復=61人」「死亡=53人」「治療中=18人」となっています。
●感染者が集中しているのは依然として「ムベンデ県」「カサンダ県」です。
●【10月15日の発表内容】については、以下を参照してください。
【10月15日の発表内容(既報・再掲)】
ムセベニ大統領より発せられたエボラ出血熱の感染拡大防止対策は、以下の24項目です。
1. ムベンデ県及びカサンダ県への県外からの出入りを禁止する。
2. ムベンデ県とカサンダ県の両県の間の移動を禁止する。
3. 当該県内では夜7時から朝6時まで夜間の外出を禁止する。
4. 当該県内にいる人の移動は、日中のみ許可する。
5. 公共交通機関、個人による移動手段、ボダボダによる当該県内での移動を禁止する。
6. 貨物車、保健省のエボラ出血熱対策チームの車両、認可された政府車両、警備車両のみ当該県内での交通が許可されるが、当該県内への県外からの人の移動および当該県から県外への人の移動をさせてはならない。これらの車両は2県の間を移動してはならない。
7. ムベンデ県とカサンダ県はウガンダの中心部にあるため、車両(公共および民間)は当該県内を通過することは許可されるが、警察の許可が必要であり、当該県内で人々を乗降させるために停車することは許可されない。
8. 運転手と助手 1 名を乗せた貨物トラックは、当該2県内での物資の輸送を許可される。旅客の輸送は許可されない。
9. すべての貨物は、日中にムベンデ県及びカサンダ県に届けられるものとする。貨物トラックは午後5時までに出発するものとし、当該県内で寝泊まりすることは許されない。当該県内で寝泊まりする者は、21日間の封鎖が終わるまでそこに留まること。これらのトラックの運転手は、ムベンデ県人及びカサンダ県人であってはならない。
10. ムベンデ県及びカサンダ県内での露店の営業はすべて中止する。
11. 当該県内に所在する鉱山は営業を継続する。ただし、ムベンデ県とカサンダ県をまたがって移動することはできない。体温検査、手洗い、監視を徹底する。
12. 学校は休校とせず、制服を着た生徒の登校は可能とする。生徒、教職員の状態を毎日監視すること。
13. 生徒、教職員の欠席は、健康モニタリングチームに報告し、調査すること。
14.エボラ出血熱の患者あるいは感染の疑いがある者と接触した生徒及び教職員は、必ず自宅で待機すること。
15. 礼拝場所はすべて閉鎖しておくこと。
16. 当該両県のすべてのバー、娯楽施設、ジム、サウナの営業を停止する。
17. すべての埋葬(エボラの有無にかかわらず)は、安全な埋葬チームによって行われるものとする。すべての死体からサンプルを採取し、エボラ出血熱の検査を行う。
18. 政府は、地域社会の問題や慣習、文化を十分に理解した上で、公衆衛生意識を高めるよう努め、監視、接触者追跡を強化する。
19. 保健省は、ムベンデ県及びカサンダ県でサーベイランスと接触者追跡を強化し、可能性のあるすべての症例を摘出する。
20. 当該両県において、手指消毒アルコールを使用した手洗い消毒を実施すること。
21. 保健省は、必要不可欠な保健サービスを継続するため、他県の地域中核病院から救急車20台を確保し、両県に配備する。
22. 保健省はバン10台を確保し、ムベンデ県及びカサンダ県に保健医療従事者を県外から輸送する。
23. 車両を所有する保健医療従事者は、ムベンデ県またはカサンダ県の県内のみ移動できる許可を 県常駐代表(RDC)から与えられるものとする。
24. 保健省は、ムベンデ県及びカサンダ県のすべての登録保健施設(民間および公立)に PPE (感染症対策防護具)を提供する。
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