コンゴ(民)におけるエボラ出血熱の発生状況(続報)

コンゴ(民)東部で流行が続き、9月22日時点で感染者149名、死亡数100名。

・Lake Albert対岸のTchomiaで感染者が死亡。

ウガンダでの発症は報告されていない。

・予防のための注意事項を再確認して下さい。

先月1日にアウトブレイクが宣言されたコンゴ(民)のエボラ出血熱ですが、東部の北キブ州やイツリ州で患者報告が続いており、9月22日現在で、患者総数は149名、100名が死亡しています。この程ウガンダ国境に近いLake Albert対岸からも感染者が報告されましたのでお知らせ致します。

現地報道によると、9月21日、イツリ州の副知事は、同州のTchomiaで32才の女性がエボラ出血熱で死亡したと発表しました。この女性は北キブ州のBeniエボラ出血熱で死亡した親族2名の葬儀に参加しましたが、ワクチン接種を拒否し、9月20日にTchomia総合病院で死亡しました。TchomiaはLake Albertの南西湖岸にあり、ウガンダ国境まで25Km程の距離です。また、Lake Edward西岸のマセレカ(保健区)でも1名がエボラ出血熱で死亡しております。

このように国境に近いエリアから感染が報告されていることから、感染波及に備えウガンダ保健省は、サーベイランスの強化やRing Vaccination(接触者を対象に予防ワクチンを接種する)などの対策準備を進めています。 現在のところウガンダ国内からのエボラ出血熱発生の報告はありませんが、引き続き注意をお願い致します。

エボラ出血熱について

エボラ出血熱は,エボラウイルスが引き起こす,致死率が高い極めて危険な感染症です。患者の血液,分泌物,排泄物などに直接触れた際,皮膚の傷口などからウイルスが侵入することで感染します。ヒトからヒトへの感染は,家族や医療従事者による患者の看護や葬儀の際の遺体への接触を通じて起こることが報告されています。

現在,安全性や有効性が確立された予防のためのワクチンや治療薬は存在せず,治療は対症療法が基本となります。潜伏期間は2日から21日(通常は7日程度)で,発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・食欲不振などに始まり,嘔吐・下痢・腹痛などの症状があります。更に悪化すると,皮膚や口腔・鼻腔・消化管など全身に出血傾向がみられ,死に至ります。

お問い合わせ先

○在ウガンダ日本国大使館

 住所:Plot No.8, Kyadondo Road, Nakasero, Kampala, Uganda.

    (P.O.Box 23553 Kampala, Uganda)

 電話:0312-261-564〜6,

FAX:0312-261-567

ホームページ: http://www.ug.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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