公共スペースにおける防犯上の留意事項(在デュッセルドルフ日本国総領事館)

【ポイント】

●当州都市部の駅、飲食店、路上等誰もが利用する公共スペースでは、毎日のように強盗、恐喝、傷害等の凶悪事件が発生しています。

デュッセルドルフ市警察のホームページ上に掲載された、「公共スペースにおける防犯上の留意事項」も参考にしつつ、一人一人が常日頃から高い防犯意識を持って行動することが重要です。

【内容】

 当州の犯罪認知件数は、近年減少傾向にありますが、都市部の駅、飲食店、路上等誰もが利用する公共スペースでは、毎日のように強盗、恐喝、傷害等の凶悪な事件(※)が発生しています。中には、口論をしている当事者たちが興奮し、最終的にナイフ等の凶器を持ち出して重傷傷害事件に発展するなど、極めて危険なケースも見られます。

(※)デュッセルドルフ市警察の統計によれば、昨年(2018)中、同市内で545件の強盗・恐喝事件が発生しており、1日1〜2件発生している計算。

 このため、無用なトラブルに巻き込まれないよう、一人一人が常日頃から高い防犯意識を持って行動することが重要です。

 当地警察(デュッセルドルフ市警察)のホームページに、「公共スペースにおける防犯上の留意事項」が掲載されていますので、以下のとおりご紹介いたします。

〜以下、デュッセルドルフ市警察ホームページの内容〜

該当URL:https://duesseldorf.polizei.nrw/sites/default/files/2017-01/160201_Praeventionstipps_Krim_im_oeffentl_Raum_0.pdf

<標題>

 公共スペースにおける集団による犯罪(例:性犯罪、傷害、又は強盗及びすりによる財産犯等)

<留意事項の概要>

●先見性をもって行動することにより、より早く危険を認識し、その場から退避することができる。

●危険で脅威的な集団(例:酔っぱらい、暴徒等)と遭遇したときは、そうした集団を避け、迂回して目的地に向かうべきである。危険を回避することは、臆病なことではなく、むしろ常識的な行動である。

●移動する際は、互いに周囲に注意を払い、また、助け合うことができるので、他の誰かと複数人で行動することが有効である。

●万が一、危険な状況に遭遇したら、大声で叫ぶ、警報ブザー又は防犯ホイッスルを鳴らすなどして必死に周囲に助けを求める。その際、例えば「そこの青いジャケットを着ているあなた。助けてください。」などと言って、具体的に人を特定して助けを求めると良い。

●安全な場所に退避し、安心できる状況で110番通報をする。

●現に身の危険を感じていなくても、危険で脅威を感じる集団を発見したら、ためらわず110番通報を行う。

●防犯スプレーを始めとする護身用の武器については、使用方法の理解が不十分であったり、使用のタイミングが遅れると、逆に犯人に奪われ、それを用いて攻撃されるおそれがあることに注意が必要。

 

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デュッセルドルフ日本国総領事館