● 最近、ナイロビ居住の在留邦人の方から、送金を要求する新手の詐欺と思われる電話について報告を受けています。
● 相手は、個人ではなくグループと見られ、最終的には送金(入金)を要求します。
● また、いきなり興奮した様子で、電話をかけてきます。劇場型と呼ばれる手口でこれまでのものより巧妙化しています。
● 心当たりのない電話を受けた場合には、相手にせず、要求に応じないようにして下さい。
1.電話の特徴
報告のあった新手の振り込み詐欺と思われる電話の特徴は、以下のとおりです。
○ いきなり、見知らぬ男から、かなり焦った様子で「間違ってあなたのMpesaに入金してしまった。早急に残高を確認したうえで、お金を返して欲しい。」旨の電話がかかってくる。
○ その数分後に、「Safaricomのスタッフである」と名乗る別の男から電話があり、「残高はいくらあるか。すぐに申告して欲しい。間違ってあなたのアカウントに入金した顧客がいるので、至急返金の手続き取ってもらいたい」旨の電話がある。
○ 更に数分後、同スタッフを名乗る男から再度連絡があり、「すぐに対応しなかったためにあなたのMpesaが使えなくなった。解除の手続きのためには、送金が必要である」旨説明を始める。
2 対処方法(警備対策官からのアドアイス)
以下の対策をとって頂きますようお願いいたします。
○ 登録のない電話に出る場合は、「詐欺」の可能性があるものとして、はじめから十分に警戒して下さい。
○ 心当たりのない電話を受けた場合には、まともに相手にせず、決して要求に応じないように心がけて下さい。
○ 次回の犯行に利用される可能性が否定できないため、氏名やID番号等の個人情報を聞かれても回答しないで下さい。
○ 今次の事例について、職場や家庭で共有して頂き、お互いに注意を促して下さい。
《お知らせ》
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令和元年7月4日
在ケニア日本国大使館
電話:020−2898−000(24h対応)