4月23日,米国疾病管理予防センター(CDC)は本年3月1日から今月までの間にオハイオ州を含む10州において牛の挽肉が原因とみられる腸管出血性大腸菌の感染症例が急増していると発表しました。
4月23日の時点において特定の牛挽肉が感染原因となっているなどの情報もなく,米国疾病管理予防センターは牛挽肉の使用を控えるような注意喚起はしておりませんが,挽肉を料理する場合は十分注意してしっかり加熱することで食中毒にならないよう訴えておりますので,米国疾病管理予防センターなどからの情報収集に努めて下さい。
1 4月23日、米国疾病予防管理センター(CDC)は本年3月1日から4月9日までの間に,オハイオ州を含む10州において腸管出血性大腸菌の感染症例が急増していると発表しました。大腸菌に感染したほとんどの人が牛挽肉を摂取しているという共通点から,牛挽肉が感染源とみられていますが,感染者の中には牛挽肉を食料品店で購入した人もいれば,レストランで食事した人もいるとのことで,4月23日の時点において感染源として特定の製造会社や流通元,商品名などについて言及されていません。
感染者はオハイオ州(8人)を含む10州で156人確認されており,年齢層は1才から83才と広範囲です。これまでに20人が入院しておりますが,この感染により腎不全の一種とされる溶血性尿毒症症候群になったり,死亡したという報道はなされていません。
2 米国疾病管理予防センターは小売業者に対して牛挽肉の取り扱い及び販売の停止を求めておらず,消費者に対しても牛挽肉の使用を控えるような注意喚起はしておりませんが,牛挽肉を使用する際は十分注意の上しっかり加熱することで食中毒にならないよう訴えており,今後も調査結果などの情報を更新していく旨報じていることから,米国疾病管理予防センターなどからの関連情報の収集に努めて下さい。
【関連リンク】
報道記事
CDC
https://www.cdc.gov/ecoli/2019/o103-04-19/index.html
https://www.mhlw.go.jp/www1/o-157/o157q_a/
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