【注意喚起】外国人旅行者を狙った犯罪増加

 当地警察によれば,最近,外国人旅行者が現金や金品を奪われる等の事件が多発しています。ナミビアは4月のイースターキリスト教の復活祭)の連休前,金品目的の犯罪が増加する傾向にありますので,在留邦人や旅行者の皆様におかれましては,短い距離でもタクシーを利用する,見知らぬ者に声を掛けられても相手にしない,金品や電子機器を目立たせない,周囲を良く観察し,不審な人物に後を付けられていないか確認する等,この時期は特に警戒いただくようお願いします。

(1)当地警察によれば,外国人旅行者は現金(外貨)や電子機器を所持しており,犯行集団のターゲットとなり易いとの由です。旅行者が被害となるケースで特に多いのは,声掛けスリ,ひったくり,車上荒らし,路上強盗,追跡強盗です。したがいまして,見知らぬ者に声を掛けられても相手にしない,金品や電子機器を目立たせない,車に貴重品を置いて離れない,不審な人物に追跡されていないか周囲を観察する,短い距離でも信頼できるタクシーを利用する等,注意が必要です。

※下記のタクシー会社は比較的安全と言われています。

DIAL-A-CAB社 +264 61 223 531  Gunter社   +264 81 261 3907

(2)被害事件ではありませんが,今月,ウィントフック市内の邦人旅行者にも人気の宿で,邦人旅行者が虚偽の宿泊人数を申告し,安い料金で宿泊しようとした事案が確認されています。さらに,追加料金を求められた際,宿の受付職員に汚いスラングを浴びせたということでした。この様な事案はナミビアでの刑法犯に該当しますので,旅先での行動,言動には気を付けていただくようお願いします。

(3)以下は過去3ヶ月,実際に発生した事件です。参考としていただけると幸いです。

ア 1月12日,夜,エロンゴ州のロッジ(Omaruru Game Lodge)で,外国人旅行者が宿泊中,拳銃とナタで武装した犯行集団が侵入,脅され,400,000ナミビアドル(日本円にして約3,200,000円)相当の所持品を奪われた。

イ 1月15日,夜,エロンゴ州のロッジ(Erongo Wilderness Lodge)で外国人旅行者が敷地内にテントを張り就寝していたところ,ナイフで武装した犯行集団に襲われ,60,000ナミビアドル(日本円にして約480,000円)相当の所持品を奪われた。

ウ 1月22日,午後11時30分頃,ウィントフック市内の路上(Dr.Kwame Nkrumah Street)で外国人が徒歩で移動中,男にナイフで脅され,現金2,000ナミビアドル(日本円にして約16,000円)を強奪された。

エ 2月14日,午後7時頃,ウィントフック市内の路上(Fidel Castro Street)で在留外国人が停めていた車の窓ガラスが割られ,車内のバッグが盗まれた。同在留外国人はバッグを車内に置き,その場を離れていた。

オ 2月15日,午前10時頃,ウィントフック市内のインデペンデンスアベニューのFNB銀行で在留外国人が100,000ナミビアドル(日本円にして約800,000円)を引き出し,駐車場へ戻ったところ,複数名の男に襲われた。同在留外国人は抵抗し,なんとかその場を離れたが,犯行集団が車で後をつけていることに気付かず,自宅へ戻ったところ再度襲われ,顔面を殴打され,現金が入ったバッグを奪われた。被害者は顔を殴られた際に軽傷を負った。

カ 3月5日,午後6時頃,ウィントフック市内のホテル内ショッピングモール(Avani Mall)で外国人旅行者が現金を引き出そうとATMを操作中,背後から男が操作方法を手伝うふりをして被害者に接近。その際,犯人は被害者の暗証番号を盗み見,同旅行者のカードと犯人のカードをすり替えた。事件発生から約5分後,1,000ユーロが不正に引き出されていた。

キ 3月6日,午後4時30分頃,ウィントフック市内のハイキング場(Avis Dam)で外国人旅行者がナイフを所持した複数名の強盗に脅され,電子機器34,000ナミビアドル相当(日本円にして約272,000円)を奪われた。

ク 3月24日,午前2時頃,ウィントフック市内のゲストハウス(Klein Windhoek Guest House)で,外国人旅行者が就寝中,強盗がドアをノックし,非常押し釦による警報を受信したので部屋から出てきてほしいと告げ,旅行者がドアを開けた瞬間,3人組の強盗は部屋の中に侵入。1人が旅行者の口を塞ぎ,押し倒し,残り2人が部屋の中の外貨を含む現金,電子機器,旅券等が入ったバッグを奪い,3人組は逃走した。外に配備されていた警備員は侵入に気付かなかったとのこと。同ロッジはゲートがなく,敷地内への侵入は容易であった。

万一,被害に遭われた場合には,最寄りの警察へ被害届を提出し「事故証明」(Certificate of theft)を発行して貰うことをお勧めします。旅券の再発行,渡航書発給,保険請求の際の必要提出書類となります。

なお,当地の警察には観光客専用窓口がありますので,被害に遭われた場合には,発生場所を問わず,同窓口宛てに架電いただく方が,よりスムーズな対応が期待できます。(連絡の際は,国籍,氏名,被害発生場所及び時間,被害内容を告げてください。)

1 ナミビア警察 観光客専用窓口

・担当者携帯1 +264 81 259 6425

・担当者携帯2 +264 81 615 4401

ウィントフック代表1 +264 61 209 4339

ウィントフック代表2 +264 61 209 4345

・スワコップムント代表 +264 64 415 004

2 ナミビア警察(通話料無料)

・代表 10111

3 市警察(ウィントフック市内専用・通話料無料)

・代表 +264 61 302 302

4 各州の警察署の連絡先は以下のとおりです。

(1)Khomas Regilon(コーマス州)

・Windhoek City Police (通話料無料)061−302302

・Klein Windhoek Police Station  061−209−4501

(2)Erongo Region(エロンゴ州)

・Swakopmund Police Station  064−402431

・Walvis Bay Police Station 064−219000/219048

(3)Hardap Region(ハーダップ州)

・Mariental Police Station  063−3455000

(4)Karas Region(カラス州)

・Luderitz Police Station 063−202225

・Keetmanshoop Police Station 063−221−800

(5)Omaheke Region(オマヘケ州)

・Gobabis Police Station 062−566100

(6)Kunene Region(クネネ州)

・Khorixas Police Station 067−331003

・Outjo Police Station 067−313005

(7)Omusati Region(オムサティ州)

・Outapi Police Station 065−251850

(8)Otjozondjupa Region(オチョジョンジュバ州)

・Otjiwarongo Police Station 067−300600

(9)Oshikoto Region(オシコト州)

・Tumeb Police Station 067−2235017

(10)Kavango Region(カバンゴ州(東西))

・Rundu Police Station 066−266300

(11)Oshana Region(オシャナ州)

・Oshakati Police Station 065−223600

(12)Zambezi Region(ザンベジ州)

・Katima Mulilo Police Station 066−25122

 (13)Ohangwena Region(オハングウェナ州) 

  ・Eenhana Police Station 065−264247

  ・Oshikago Police Station 065−266550

なお,当館ホームページには,主にナミビアに滞在されている在留邦人向けに作成した「安全の手引き」をPDF形式で掲載しております。こちらも併せてご活用ください。

「安全の手引き」URL:

https://www.na.emb-japan.go.jp/files/000445916.pdf

(連絡先)

ナミビア日本国大使館 領事班

住所:78 Sam Nujoma Drive, Klein Windhoek, Windhoek, Republic of Namibia開館時間:8:30-12:45 13:45-17:00

電話:+264 61 426 700

FAX: +264 61 426 749

E-mail:consul@wh.mofa.go.jp

ホームページ: http://www.na.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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