テロに関する注意喚起(12月21日:オート・アトラス山脈イムリル村)

 AFP通信は,12月17日朝,オート・アトラス山脈(モロッコ中部)の山岳地帯において北欧からの女性観光客2名の遺体が発見された殺害事件に,ISILが関与している旨報じています。

1 12月17日,オート・アトラス山脈イムリル村(Imlil)から10キロ離れた山岳地帯でデンマーク人女性1名(24歳)及びノルウェー人女性1名(28歳)がナイフによる首への傷痕がある状態で遺体となって発見されました。

2 12月18日朝,マラケシュで容疑者1名が逮捕されました。

3 12月19日,捜査関係者は,女性らのうち1名が斬首されていたことを明らかにした上で,逮捕された容疑者及び指名手配中の3名の人物像から,イスラム過激派の可能性を排除できないと語りました。また,国家安全総局(DGSN)の報道官は,逃亡中の3名の身元が特定され,全治安当局による捜索が行われていると明らかにしました。

4 12月20日,モロッコ警察は指名手配中の3名が逮捕されたと発表し,これによりマラケシュで合計4名が逮捕されました。中央司法捜査局(BCIJ)は声明で,証拠及び捜査データに基づきテロの動機の解明を進めていることを明らかにしました。

5 12月20日夜,ラバト検察は声明を発表し,ソーシャルネットワーク上で公開された,マラケシュで逮捕された4名の容疑者がバグダディに忠誠を誓う動画は本物であることを明らかにしました。

●モロッコ当局によりこの地域へのアクセスが制限されているとの報道がありますので,当該地域への渡航の延期を勧めます。

●当該地域に限らず,安全の観点から単独又は少人数でのテント等の野外泊及びヒッチハイクでの移動を控え,ホテル等での宿泊及び公共交通機関等での移動をお願いいたします。また,アトラス山脈,砂漠等へは旅行会社のツアーにて行くことを強くお勧めします。

●海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

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