邦人犯罪被害事例(12月31日:メルズーガ)

 マラケシュからのメルズーガ砂漠ツアーに参加していた邦人女性が、ツアーガイドから性的暴行未遂の被害を受ける事例が発生しました。

 特に単独で旅行中または旅行を計画されている女性は、警戒してください。

 モロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様

 モロッコにおいて邦人が犯罪の被害に遭う事例が発生しましたので、お知らせします。

発生日時:12月31日(土)夜

発生場所:メルズーガ砂漠キャンプ

被害内容:性的暴行未遂

被害者:女性(単独旅行中)

概要:

 被害者は、1週間の旅行でマラケシュを訪れた際、トリップアドバイザーで予約した「モロッコ・グローバル・アドベンチャー」社が企画するメルズーガ砂漠ツアー(参加者15名程度)に参加。

 砂漠キャンプに到着後、12月31日の深夜、他ツアー客も参加するキャンプファイヤーのイベント中、参加していたツアーのガイド(名前 ムスタファ 30歳(自称))より「ツアーの一部で星がきれいに見える場所に行くことができるので今から行こう」と言われた。

 被害者は、偶然同ツアーに参加していた邦人がいたため、ガイドに同行を提案したが、「あの人はこの後連れて行く予定だ」と言われその言葉を信じた。その後人気のない場所へ連れて行かれ被害に遭った。

大使館からのコメント:

 フレンドリーに話しかけてくるモロッコ人と知り合いになることは、モロッコを観光する上での魅力の一つではあります。しかし、特に砂漠やメディナなどの観光地では、お金や性的暴行を目的に、ガイドと称したり、日本に友人や親戚がいる、日本語を勉強したいなどと言葉巧みに近づいてくるモロッコ人が少なからず存在します。中には、日本人女性と知り合いになったり、結婚することで、モロッコを出国できると考えているモロッコ人もおり、SNS、語学学習アプリなどを駆使して日本人女性を招へい人や身元保証人として利用するケースもあります。

 モロッコで声をかけられたり、SNS、語学学習アプリなどを通じて知り合ったモロッコ人を信用した結果、思わぬ被害に遭ったり、都合よく利用されたりすることは珍しくなく、特にモロッコでの単独行動の場合、性的暴行以外にも窃盗、詐欺など他の犯罪被害に遭うリスクも高まります。

 過去には、モロッコ旅行中に知り合ったモロッコ人に「またモロッコに来てほしい」と言われ、再度訪れた際に性的暴行を受けた上金銭を奪われるといった事案も発生しています。

 モロッコを旅行中または計画中の方におかれましては、素性のわからないモロッコ人を安易に信用しない、特に女性は単独で行動しない、人気のない場所に同行しないなど、常に警戒を怠らず自身の安全確保に努めて下さい。「疑う」ことは、自らの身を守るために忘れてはいけない最も基本的な心構えです。当国における犯罪の多くは、親切を装って私たちの警戒心を解くところから始まります。ここは日本ではないことを改めて意識するよう心がけてください。

【在留届について】

海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず「在留届」を提出してください。

また、「在留届」を提出した方で帰国、移転した方は、帰国又は転出届を提出してください。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

【たびレジについて】

3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。

滞在登録期間を過ぎますと、領事メールが登録メールアドレスに送信されなくなりますので、滞在期間を延長される場合には、登録済みの渡航予定を変更、又は再登録をして下さい。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※このメールは、「在留届」にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されています。

【問合せ先】

在モロッコ日本国大使館領事部

TEL:+212-(0)537-63-1785

FAX:+212-(0)537-63-9560

E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp

※「たびレジ」に簡易登録をされた方でメールの配信を変更又は停止したい方は、以下のURLから手続きをお願いします。

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