カタルーニャ州におけるデモ情報（その２）（12月21日）

●21日（金），バルセロナ市でスペイン政府閣僚会議が開催されることに伴い，カタルーニャ州独立派市民団体等がデモ等を実施する予定です。

●デモ実施場所には近づかず，テレビやインターネット等でデモ等に関する情報収集をして下さい。

●バルセロナ市シウターベジャ区への外出等は，控えることをお勧めします。

●道路封鎖が実施された場合，公共交通機関が麻痺する可能性があるため，外出前に，道路状況や各交通機関の運行状況等を確認することをお勧めします。

在バルセロナ総領事館が本件に関して領事メールを発出しました。

在留邦人及びたびレジ登録者の皆様におかれましては治安情勢についてご留意願います。

１　報道概要

２１日の治安当局や，カタルーニャ州独立派市民団体等の動向に関する報道概要は，以下のとおりです。

（１）治安当局の動向

ア　国家警察，治安警備隊，カタルーニャ州警察，バルセロナ市警察など９，０００名以上を動員予定

イ　閣僚会議が開催されるバルセロナ市シウターベジャ区に所在の「Llotja de Mar」付近に１，５００名の警察官を配置の上，立入禁止規制を実施予定

（２）独立派市民団体の動向

ア　ＣＤＲ（共和国防衛委員会）

ＳＮＳ等で，道路封鎖の実施を示唆するメッセージや，「Llotja de Mar」への集結を呼びかけ

イ　ＡＮＣ（カタルーニャ国民会議）

ＳＮＳ等で，支持者に対し，バルセロナ市へ車での集結を呼びかけ

ウ　その他の市民団体

ＳＮＳ等で，デモや主要道路の封鎖，議事堂（シウターデリャ公園内に所在）やカタルーニャ州政府庁舎（サンタエウラリア大聖堂（通称カテドラル）付近に所在）の占拠を呼びかけ

（３）タクシーの動向

グランビア通り及びグラシア通りを封鎖予定

２　注意喚起

デモ実施場所には近づかないこと，テレビやインターネット等でデモに関する情報収集をすること以外に，以下の点についてもご注意下さい。

（１）バルセロナ市シウターベジャ区への外出，観光に関する注意喚起

閣僚会議が開催される「Llotja de Mar」のほか，一部の市民団体が占拠を呼びかけている議事堂，カタルーニャ州政府庁舎は，いずれもバルセロナ市シウターベジャ区に所在しています。治安当局と独立派市民団体が衝突する可能性があるため，２１日は同区への外出，観光を控えることをお勧めします。

（２）公共交通機関の麻痺に関する注意喚起

道路封鎖が実施された場合，電車，トラム，バス等の公共交通機関のダイヤの乱れ，運休など，公共交通機関が麻痺することが予想されます。また，当日はレンフェがストライキを予定しており，バルセロナ市内の移動のほか，同市と近郊都市との間の移動にも支障が生じる可能性があるため，不要不急の外出は控える，自家用車や公共交通機関を利用して外出する場合は道路状況や，各公共交通機関の運行状況等を確認することなどをお勧めします。

（３）当館へのご来館に関する注意喚起

デモが大規模なものとなった場合，公共交通機関の麻痺やデモによる混乱に巻き込まれる可能性があるため，急を要さない申請や届出は，２１日以外の日にご来館いただくことをお勧めします。

３　参考ウェブサイト

（１）道路情報

ア　カタルーニャ州全域（カタルーニャ州政府のウェブサイト）

http://mct.gencat.cat/

イ　バルセロナ市（バルセロナ市役所のウェブサイト）

https://com-shi-va.barcelona.cat/ca/transit

（２）公共交通機関

ア　トラム

https://twitter.com/tram_barcelona

イ　バス