燃料価格の高騰に対するデモ(その2)

●フランス国内各地で行われている燃料価格の高騰に対するデモに注意してください。

1.報道等によれば,11月17日以降,フランス全土で燃料価格の高騰に対するデモ「Gillets Jaunes(黄色いベスト)運動」が行われており,24日(土)のデモではフランス全土で10万人以上がデモに参加し,うち約8,000人がパリでの抗議活動に参加しました。

2.特にパリのシャンゼリゼ通りでは,約5,000人が集合,その一部が暴徒化し,放火や投石などの暴力行為が発生したため,治安部隊が放水や催涙弾を使用するなどして鎮圧に当たりました。報道ではシャンゼリゼ通りの暴動で24人が負傷(うち警察官が5人)したほか,周辺のレストランや商店にて窓ガラス破壊などの物的被害が出た模様です。

3.デモ自体は正式な届け出がなく,ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)上で呼びかけられており,場所や日時の予見は困難ですが,今週末(12月1日)もパリ及び各地にてデモを行うよう呼びかけられています。

4.12月1日は,先週同様にデモ参加者と治安部隊が衝突する可能性がありますので,不要不急の外出は控えるとともに,やむを得ず外出する際には周りの状況に十分注意して行動し,衝突等が発生している場所に遭遇した際には早急にその場を離れるなど,自身の安全対策に万全を期すよう願いいたします。また,車両で移動する場合,交通規制やデモにより身動きが取れない状況になる可能性も否定できないため,可能な限り車両移動は控えることをお勧めします。公共交通機関についても地下鉄の一部駅の閉鎖や,バス路線が変更になるなどデモの影響が出ると報じられていますので,下記関連サイト等を参考にしつつ,十分時間に余裕を持って行動してください。

パリ交通公団(RATP):https://www.ratp.fr/ (英語、日本語あり)

BFMTV:https://www.bfmtv.com/ (動画ライブあり)

また,邦人が被害にあったとの情報に接した場合には,大使館にご一報ください。

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【問い合わせ先】

在フランス日本国大使館領事部

電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)

メール:consul@ps.mofa.go.jp

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