コートジボワール西部における麻疹の流行

コートジボワール西部、クイブリ地区を中心に麻疹(はしか)の流行が確認されています。アビジャン周囲での感染者報告は今のところありませんが、感染力が非常に強いウイルスによる感染症であるため、人混みにはできるだけ近づかないようにし、外出後は手洗いうがいを行って下さい。

 麻疹の初期症状は、咳、鼻水、発熱で、発症から2〜4日後に体幹から四肢に及ぶ発疹や口腔粘膜の荒れが出現します。

 麻疹はワクチン接種によって予防可能で、感染しても症状は軽くなります。ワクチンの効果は15年程度で減弱するため、1990年生まれの方から定期接種が2回に変更になりました。1980年以前は麻疹の患者が日本でも多く見られたため、ワクチンの効果が自然免疫によって強化されていました。よって、1970年代〜1980年代出生の方に流行が見られています。

 麻疹は自然治癒しますが、肺炎、中耳炎等の合併症をきたすことがありますので、疑われた場合には医療機関を受診して下さい。当地の医療機関にて、麻疹ワクチン、または麻疹風疹おたふく風邪混合ワクチンの接種が可能です。

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コートジボワール日本国大使館

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