アビジャン市における黄熱病の流行について

○ アビジャン市において89例の黄熱の発症者が確認されました。

○ 黄熱の特徴を知り、予防を心がけてください。

 コートジボワール保健省の発表によりますと、7月31日の時点で89例の黄熱病の発症者が確認され、うち1例が死亡しました。WHOはこれまでに49例の患者を訪問し、回復傾向であることを確認しています。黄熱病とデング熱は同じネッタイシマ蚊によって媒介され、デング熱が流行中のCocody-Bingervill地域を中心に患者が発生しています。引き続き蚊に刺されないよう、十分に注意して下さい。ワクチン未接種の方は速やかに接種をして下さい。

<黄熱について>

1 黄熱とは

  黄熱ウイルスに感染することによって起こる感染症です。

2 感染経路

  黄熱ウイルスを持った蚊が人を吸血することによって感染します。人から人へは感染しません。

3 症状

  黄熱は、感染しても症状がないか、軽い症状のみで終わってしまう場合もあります。発症すると、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、吐き気などが起こります。そのうち15%が重症になり、黄疸、出血傾向を来たします。重症になると20−50%の患者が死亡すると言われており、発症した場合には重症になるリスクの高い感染症です。

4 治療方法

  ウイルスに対する有効な治療はなく、対症療法(症状に対する治療)が中心になります。

5 予防方法

  ワクチンにより予防できる病気です。接種14日後にはほぼ100%有効になり、その効果は一生続くと言われています。生後9ヶ月以上の外国人渡航者は、入国の際に黄熱病予防の国際証明書(通称イエローカード)の提示を求められるため、同証明書を保持している場合は、同接種の必要はありません。なお、未接種の場合は、トレッシュビル大学病院併設のワクチンセンターにて接種が可能です。

  9ヶ月未満の乳児はワクチン接種が推奨されません。よって避蚊対策を特に十分に行って下さい。また授乳中の女性は、接種後1ヶ月間授乳を控える必要があります。

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【問い合わせ先】

コートジボワール日本国大使館(トーゴニジェールを管轄)

大使館代表:(225)20 21 28 63(内線111)

Eメール :consulat@aj.mofa.go.jp