第943号:ミュンヘン及びダッハウで予定されているデモの注意喚起について
11月3日(金)から5日(日)までの間、ミュンヘンでバイエルン反ファシズム会議が開催され、右翼と左翼団体のデモが行われる可能性があります。
1.デモ概要
(1)11月3日(金)から5日(日)までの間、ミュンヘン中央駅南に位置するSchwanthalerstrasseのMuenchener Haus(ドイツ連邦組合連合バイエルン支部)において反ファシズム会議が開催されます。
(2)報道によれば、インターネット上で、4日(土)午後、オーバーバイエルン地方のAfD党連合及びペギダ・ミュンヘンの二つの右翼団体が同団体のフェースブック等を通じてこの会議に対するデモを呼びかけており、フェースブックでは暴力行為をあおる記述もみられるとのことです。
(3)また、左翼団体も対抗するため多くの動員を呼びかけているとされています。
2.当館からの注意喚起
マスコミ情報によりますと、反ファシズム会議の会場となるMuenchener Hausの他、ミュンヘンNS文書センター(Alte Pinakothek付近)からダッハウ強制収容所の視察も予定されており、これら周辺では右翼及び左翼のデモ隊が対峙する事態が発生する恐れも危惧されるところです。
皆様におかれましては、こうした事件に巻き込まれることのないよう、不用意にデモや集会に近づかないようご留意下さい。
3.参考URL等
○Sueddeutsche Zeitungs新聞オンライン記事
http://www.sueddeutsche.de/muenchen/extremismus-drohungen-gegen-antifa-tagung-1.3732903
○ミュンヘンNS文書センター周辺地図